60万食限定! かつやの「秋の海鮮フライ定食」は旨いのか?
食楽web
●『かつや』から60万食限定で秋の味覚登場。早速食べに行ってきた!
揚げ立てサクサクのかつ&揚げ物で展開する丼と定食、専門店にも負けない美味しいカレーで大人気とんかつ専門店『かつや』では、秋シーズン定番の期間限定メニュー「秋の海鮮フライ定食」を提供しています。
実は筆者も過去2年の実食後の感想で「フライをもう1品か2品増やしてほしい」としたためていたんですが、その願いが届いてしまったのか今年は何とイカフライが追加されて3品に! いやあ、書いてみるもんだなあと感慨深く思ったのはほんのわずか。よく見たら価格が昨年の759円から979円と、ビックリするほど跳ね上がっておりました(号泣)。もちろん筆者の願いとは全く関係なく『かつや』内部で決まった結果であろう今年のフライ定食は3品で979円。果たして値段と同等、若しくはそれ以上のお値打ちな味わいを楽しませてくれるのか、はたまた割の合わなさを感じてしまうガッカリ仕様なのか…。気になるテイストを、お店で実食し確めてみたいと思います!
新たに加わったイカフライの実力は? 「秋の海鮮フライ定食」を実食!
「秋の海鮮フライ定食」979円。定食ということで、とん汁(小)がセットになっています(※一部店舗では価格が異なります)
オーダーを告げ、待つことほんの2分少々で定食が運ばれてきました。キャベ千を土台にまるっとしたカキフライが2個、長めの海老フライが2本、そしてカキフライと海老フライを支えるかのようにイカフライ1本が横たわり、海老フライのそばにタルタルソースが入ったホイル皿が添えられています。ビジュアルは完璧。では各フライをチェックしながらいただいていきます。
カキフライの牡蠣は今年も大ぶり! 気持ち厚めの衣も気になりません
まずはメインのカキフライ。箸の先から感じる衣の厚みに少々不安を感じましたが、とりあえずテーブル備え付けの特製ソースをかけてひと口。しっかりと揚がった衣のザクザク食感と同時に、厚みのある牡蠣の食感、旨みが口にぶわっと広がります。正直、衣でカキを大きく見せている気もしますが、牡蠣自体が大ぶりなので自身のテイストが衣の味わいで消されることなく、ちゃんとカキフライの美味しさを感じさせてくれます。合格!
海老フライは安定のぷりっぷり。しっかり揚がっていて尻尾まで余裕の完食
続いては海老フライ。こちらは先端にタルタルソースを付けてパク。香ばしい衣の風味と食感に続いて、海老のぷりぷり感と旨みが伝わってきます。タルタルソースは酸味とマヨネーズの味が印象的で、もったり度がさほど強くないです。海老フライはもちろんのこと、カキフライにもピッタリ合っていますね。
イカフライは食感がないほど柔らか。衝撃の美味しさでした!
最後は注目の“3品目”イカフライ。長さは10cmと結構大きめ、これは食べ応えがありそうです。食感はサクサクの衣だけで、イカは風味と旨みしか感じない仕上がりです。断面を見てイカの存在を改めて確認したところでもうひと口。ここまで身が柔らかいイカフライは、食べたことがありません。もちろん味は文句なし、カキフライと海老フライが霞んでしまうほどの旨さです。
フライ3品のチェックが済んだので、後は完食に向かって一直線。ソースとタルタルを交互に付けながら、カキ・めし・海老・めし・イカ・めし・めし、合間にとん汁とキャベ千を挟みながらどんどん食べ進め完食。ごちそうさまでした!
まとめ
カキフライの牡蠣、また海老フライの海老ともに、衣の風味とサクサク食感に負けることなく、自身の食感と美味しい味わいをしっかりと感じさせてくれました。そして特筆すべきはイカフライ。風味と旨み、存在を何とか感じ取れるほどの柔らかさは衝撃的でした。トータルで見た今回の「秋の海鮮フライ定食」、美味しさと食べ応え、食後の余韻も含めまして、“十分にお値段以上、食べて損なし!”と評価させていただきます。実食を検討されている方は、ぜひお早めに最寄りの『かつや』へ向かってください。60万食完売、あっという間かもしれませんよ?
(撮影・文◎河西まさあき)
●DATA
秋の海鮮フライ定食
期間:2023年9月15日(金)~ ※期間限定・60万食限定
販売:一部店舗を除く国内の『かつや』
https://www.arclandservice.co.jp/katsuya/