「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2023年9月に実施した「本当に住みやすい街大賞2023 in宮城」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2023 in宮城」結果発表ページはこちら>>

利府ってどんな街?

宮城県のほぼ中央部に位置する、JR東北本線利府支線の始発駅「利府駅」(宮城郡利府町)。仙台の都心に好アクセスなベッドタウンとして、「コモンシティ利府新中道」「利府しらかし台インターシティ」といった新興住宅地が次々に誕生している街です。

2023年6月時点での利府町の人口は、3万5,847人です。市制への移行を目指す町では、2030年までに3万8,800人にしようと「利府町総合計画」を推進し、新たな土地利用や企業誘致などに取り組んでいます。

【発展性:4.30点】開発ラッシュで、より便利な住みたくなる街へと成長中

2000年、利府駅から1.2キロメートル西側に立地する「イオンモール新利府」が開業。2021年には、その隣接地に新棟が建って南館となり、既存棟は北館としてリニューアルしました。同年には、駅の北側徒歩約10分の場所に図書館・公民館・文化会館で構成される複合施設「リフノス 利府町文化交流センター」も開業し、駅周辺の生活利便性は急速に向上しています。

「イオンモール新利府」に隣接し利府駅から徒歩約10分の「コモンシティ利府新中道」、駅から徒歩約12分の「コモンステージ利府新太子堂」など、新興住宅地も次々に誕生。2023年に締結された利府町とイオン株式会社との包括連携協定により、さらなる地域の活性化と町民サービスの向上も期待できます。

【住環境:4.10点】駅の西側に生活利便施設が近接、自然を満喫できるスポットも多い

「イオンモール新利府」は、北館と南館を擁する東北エリア最大級のショッピングモールです。北館と南館にはさまれたエリアには、スーパー「みやぎ生協利府店」と2022年のリニューアルで日用品を扱うショップが充実した複合商業施設「利府ペアガーデン」が、隣接地には「利府町役場」があり、日常生活の用事はほぼこの周辺で事足りそうです。

「利府町役場」に併設する町民交流館「ペア・パル利府」は、地域コミュニティーの活性化に一役買っています。駅前の「利府町まち・ひと・しごと創造ステーション tsumiki」では、カフェやワークスペースで起業・創業の相談ができ、町外から移住してきた人たちの心強い味方になっています。

周辺には、自然を身近に感じられ、ファミリーで楽しめるレジャースポットも豊富です。駅から車で約6分の場所には、花見やバーベキューが楽しめる「モリリン加瀬沼公園」が、車で約17分の場所には自然豊かな野外学習の場「県民の森」があります。

各種会議やイベントの開催可能な部屋や広場を有する「ペア・パル利府」。駅より徒歩約11分の場所にあります

【交通の利便性:3.00点】仙台市の都心が通勤圏内、豊富な道路網で遠距離も便利

利府駅から仙台駅までは、JR東北本線利府支線で約20分です。始発駅のため座って移動できる可能性が高いものの、平日6~8時でも1時間に2本しか運行されていないという難点があります。

車所有者にとっては、県道3号線塩釜吉岡線と県道8号線仙台松島線が交差する交通の要衝である点がメリットです。仙台市の都心まで車で約30分の距離で、通勤圏内と言えるでしょう。また、三陸自動車道「利府塩釜IC」が近く、東北各県への移動も容易です。

【コストパフォーマンス:4.00点】仙台市のベッドタウンとして検討できる価格帯

2023年8月現在、利府駅周辺の3LDKの新築戸建て物件は徒歩20~30分が主流で、価格は2,000万円台後半からになります。仙台市の市境に近く、仙台駅までJR仙石線で約20分、車で約25分の中野栄駅(仙台市宮城野区)周辺の場合、同条件に近い新築戸建て住宅が3,000万円台後半であることを考えると、利府駅周辺も仙台市のベッドタウンとして検討の価値がある場所と言えるでしょう。

【教育・文化環境:3.50点】子どもの多彩な才能を育む環境が整う

利府エリアには、文部科学省が定める「学力向上フロンティアスクール」に選ばれている「利府町立利府中学校」と、スポーツ科学科を設置する「宮城県利府高等学校」があり、子どもの学びを支えます。2022年には子どもを産み育てやすい社会を実現するための運動「利府町ベビーファースト活動」を宣言し、「小・中学校入学支援事業」などの子育て支援を行っています。

「宮城県総合運動公園 グランディ・21」には、2002 FIFAワールドカップの会場の一つとなった「キューアンドエースタジアムみやぎ」や、著名なアーティストのコンサート会場としても使用される「セキスイハイムスーパーアリーナ」があり、スポーツや音楽に親しみやすい環境です。

多彩な運動に対応するスポーツ施設と水と緑が豊かな公園を有する「宮城県総合運動公園 グランディ・21」(画像素材:PIXTA)

【選定委員会による総括】まち自体の成長が見込まれる、子育て世帯注目のエリア

子育て支援を軸にしつつ、市制への移行を視野に入れながら都市開発が進む利府駅周辺。仙台市の都心が通勤圏内で、買い物施設などの生活利便性が良好なうえ、マイホームを購入しやすい点は注目すべきポイントです。

豊かな自然環境や文化芸術施設も備えているので、落ち着きのある雰囲気のなかで子どもを育てたい人にとって、利府エリアは検討すべき引っ越し先の一つと言えるかもしれません。

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2023 in宮城」結果発表ページはこちら>>

本ランキングに関するメディア掲載・取材に関するお問い合わせはこちら>>

【最短1分】東京近郊に引っ越し・上京予定の人必見!
あなたにぴったりな「街」をTownU(タウニュー)で無料AI診断 ※対象エリア:首都圏主要駅