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●クイズです。冒頭の写真の5つの画像は、東京でも数件の店を展開している博多ラーメンのチェーン店。この中には『一蘭』や『一風堂』など超有名店も含まれています。どれがどれかわかりますか？ ぜひ当ててみてください。

　“博多ラーメン”といえば、乳白色の豚骨スープに、極細のストレート麺でおなじみのとんこつラーメン。お好みで「こなおとし」、「ばりかた」など麺の硬さを選べたり、無料で「替え玉」を追加できたり、さらに卓上に置かれた紅生姜や辛子高菜、白ごまやニンニクおろし、カエシなどを入れてお好みの味にできるなどの特徴があります。

　豚骨スープとはいえあっさりして量も多すぎないので、いつも「替え玉！」とコールする人も多いのでないでしょうか。

博多ラーメンといえば、麺の硬さや替え玉をコールするのがお決まり

　というわけで、5つの写真を見て、どれがどこの博多ラーメンか当ててみてください。内訳は『博多一風堂』、『一蘭』、『博多天神』、『とんこつラーメン博多風龍』、『博多ラーメン長浜や』です。

『博多一風堂』と『一蘭』はどれだ？

『博多一風堂』の原点の味「白丸元味」（850円）に煮卵をトッピング。ちなみに替え玉は150円（小玉は100円）です

　まずはDから答え合わせ。これは東京に24店舗を展開している『博多一風堂』の「白丸元味」（850円）。『博多一風堂』の創業当時からの味を引き継ぐ基本のラーメンで、チャーシュー2枚、青ネギ、きくらげ、もやしが入っています。

　いわゆるとんこつラーメンらしい独特の臭みは皆無。くどさもなくてすっきりした味わい。お店もおしゃれなので、女性人気が高いお店です。

『一蘭』の「天然とんこつラーメン」980円、一蘭では替え玉は210円（半替玉は150円）

　続いてE。これは東京に全17店舗を展開している『一蘭』でした。丼や中央の赤いタレを見てすぐにわかった方も多いのでは？

『一蘭』は創業以来、「天然とんこつラーメン」（インスタントの豚骨エキスを使用せず、天然素材だけで作り上げるスープ）にこだわっています。また「赤い秘伝のたれ」（唐辛子をベースに30種類の材料を調合して熟成したたれ）を丼の中央に落としているのが特徴です。
ちなみにデフォルトのトッピングは青ネギとチャーシュー。

『一蘭』の仕切られたカウンター席

　こちらも一風堂と同様、臭みもクセもありません。濃厚なとんこつスープに香り高い秘伝のタレ。まろやかな味の中にキリッとした旨味があります。

　また、『一蘭』は店舗も特徴的。1人ずつ仕切りのある自習室のようなカウンター席「味集中カウンター」は、日本人のみならず、外国の観光客からも絶大な人気を誇っています。

　では、残りの3つも紹介しましょう。

残り3つの解答はこちら

『博多ラーメン長浜や』の「博多ラーメン」650円。こちらは万能ネギを多めにした「博多万能ネギラーメン」850円。替え玉は100円。デフォルトのトッピングは、青ネギ、チャーシュー、海苔。

　Aは、東京に16店舗展開している『博多ラーメン長浜や』。総本店が東京の笹塚にある博多ラーメン専門店です。シンプルな「博多ラーメン」は1杯650円。一風堂や一蘭に比べて、かなりリーズナブルです。しかも東京大学が近い本郷三丁目店には学割もあり、1杯なんと500円！ ものすごく良心的ですね。

　毎日食べられるとんこつラーメンを、との想いでつくられたスープは、臭みもなく、あっさりタイプ。塩気も薄めなので、卓上の辛子高菜やカエシで味の調節をして楽しむ人が多いです。余談ですがここはチャーハンの美味しさにも定評があります。

Cは『とんこつラーメン博多風龍』

『とんこつラーメン博多風龍』の「元祖とんこつラーメン」750円。こちらは、ネギ増量と半熟玉子をトッピングしたので、900円。デフォルトのトッピングは、青ネギ、チャーシュー、きくらげ。

　続いてCは『とんこつラーメン博多風龍』でした。東京に8店舗展開している人気チェーンです。

　こちらのとんこつラーメンは、写真をみてわかるように、かなり濃い目のクリーミーなスープです。とはいえ、やはり臭みやクセもなく、とってもマイルド。

『とんこつラーメン博多風龍』渋谷店

　細麺とスープの絡みも抜群なので、ついつい替え玉を注文したくなります。そして『風龍』はなんと「替え玉2玉まで無料」。1杯750円でお腹いっぱい食べられるので、男性や若者に人気のお店です。

Bは『博多天神』

『博多天神』の「ラーメン」600円にきくらげを増量した「きくらげラーメン」700円。ちなみにデフォルトのトッピングは青ネギ、きくらげ、チャーシュー、海苔。

　そしてBは、東京に4店舗を展開している『博多天神』のラーメンでした。

　ここは今回紹介した中で最安値、1杯600円です。そして替え玉は1回まで無料と良心的。そしてスープの見た目は薄そうでも「超原液状濃縮スープ」で、実に濃厚です。

店内に掲げられているスープの紹介文。

　店内は屋台っぽい雰囲気で、まるで博多で食べているような気分になります。新宿、渋谷、新橋などの飲み屋街にお店があり、飲んだ後の〆に食べるという人も多いと思います。

まとめ

こちらは『博多天神 渋谷南口店』。オープンエアの席もあり、屋台っぽくて活気があります

　同じとんこつラーメンでも味わいは全然違います。みなさんは、どこのとんこつラーメンがお好きですか？　ちなみに筆者はダントツで『博多天神』推しです！

（撮影・文◎土原亜子）