高額の報酬に釣られて犯罪行為に走った少年を批判した宮根誠司だが……

 9月13日に放送された『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、5月に東京・銀座の高級時計店で、仮面を被った男たちに腕時計など約3億円相当が奪われた事件の裁判について報じた。

 強盗などの罪に問われた無職の男性(18)は、東京地裁で開かれた初公判で「仲間から『報酬100万円』と誘われグループに加わった。最近はやっている詐欺だと思っていた。事件の3時間前に強盗をすると伝えられ、車の中に凶器があり逃げられないと思った」と犯行経緯を説明した。

 これに反応したのが、司会の宮根誠司(60)だ。

「18歳になって報酬100万円、1日で。『これは危ない仕事』だって、ふつうはわかりそうですけどね。ここでやめるチャンスはあったわけですよ」

 続けて宮根は「冷静に考えると1日100万は、そりゃあ(そんな仕事は)ないだろうと思うんだけど、うーん」、「18歳で1日100万円だよ、これどう考えても悪質なことなんだろうと、僕らは思ってしまいますが、大人は」と、繰り返し疑問を呈した。

 宮根のこのコメントに、あるテレビ局関係者が違和感を口にする。

「宮根さんのギャラが高額であることは、業界内では有名です。『ミヤネ屋』は1本100万円、『Mr.サンデー』(フジテレビ系)は1本200万円といわれています。特番などを含めれば、テレビのギャラだけでも年4億円は越えるでしょう。

 最近、自宅マンションの和室をリフォームし、ゴルフ練習場を作ったそうなんですけど、そのとき1500万円を一括でポンと出したと公言してます。いくら“18歳で”と前置きし、犯罪を批判する文脈とはいえ、『1日100万円の仕事はない』と繰り返す宮根さんに、白々しさを感じた関係者はいたんじゃないでしょうか」

 宮根から、被告の少年への「自分のように真っ当に稼げ」というメッセージだったのだろうか。