肉が丼からはみ出てる! すた丼屋の新作「肉盛北海道月見すた丼」を食べてみた
食楽web
●『すた丼屋』の新商品を調査。北海道の豚丼から着想を得たオリジナル丼を食べてきた
看板メニュー「すた丼」を始めとする豪快無比にして濃ゆい味わい、食べ応え満点の丼飯が人気のチェーン店『伝説のすた丼屋/名物すた丼の店』では、ただ今期間限定にて新作メニュー「肉盛北海道月見すた丼」を提供中です。
2017年の初登場以来、すた丼ファンから高い支持を獲得している「北海道すた丼」。1月に続く今年2回目の提供となった今作は、約180gと盛り盛りの厳選豚肩ロースをすた丼ダレと帯広豚丼タレをブレンドした“特製豚丼タレ”で焼き上げ、とろろと生卵のトッピングにカイワレ大根と刻み海苔を添えた、豪快かつ風味豊かに仕上げた一品となっております。
新たに加わった”月見”の要素が「北海道すた丼」味わいにどのような変化をもたらしているのか。気になるテイストをお店での実食にて、ガッツリがつがつとかっ食らって確認してみたいと思います!
濃いめの味で米がガシガシ進む!「肉盛北海道月見すた丼」
「肉盛北海道月見すた丼」1080円(味噌汁付き/税込)。今回は「無料飯増量」でオーダー!
メニュー写真ほど肉がハミ出てないというのは、肉系丼では割と多かったりしますが、今回の「肉盛北海道月見すた丼」は、何かもう「ハミっちゃってすげえな!」の一言です(笑)。
肉は10cm前後のものがあるなど、かなりの大判仕様です!
まずは主役の豚肩ロースから。1枚の大きさが7~8cmはゆうにある大判サイズで、厚さは2mmほど。味は、特製ダレの甘っ濃い味わいに続いて、豚肩ロースの柔らかな食感と肉肉しい味わいが来ました。これはご飯がバクバク進んじゃう系です。特製ダレはコク深さはあっても、最近の期間限定メニューに多かったニンニクのMAX感や辛味、酸味は弱めで、旨みの底上げに向けて舵を切っている感じです。ただ、豚肩ロースを1枚、また1枚と食べていくごとに、タレの主張はどんどん強まってきます。
とろろと生卵がタレの強い味をマイルドにしてくれる
これを上手いこと交わしてくれるのが、月見トッピングのとろろと生卵。タレを纏った豚肩ロースの表面をまるっと包み込み、自らのとろみと旨みをクッションにすることでマイルドな味わいに変えてくれます。特製ダレの濃度が濃い目なのが功を奏し、丼の底まで白飯ごと浸透しないのがナイス。肉系丼の醍醐味である“肉で白飯を喰らう”を常に堪能できてます。
カイワレと刻み海苔が特製ダレと肉の味わいで完全に存在感を失くしてしまったのは…まあ仕方ないですが、野菜の味わいと水っ気の恋しさが終盤になるほど募ってきたので、カイワレはもうちょっと量があってもよかった気もします。強い味わいながら飽きが来ることもなく、肉と白飯をガシガシとかっ食らって完食。ごちそうさまでした!
まとめ
まず豚肩ロースですが、約180gはさすがのボリューム感。ご飯を増量したのは大正解で、肉の量とご飯の量のバランスがちょうどよくなったように感じました。当然ながら全体的な食べ応えも大幅にアップしますので、実食の際はお腹を目一杯空かせておくことをオススメします。
そして、トッピングのとろろと生卵。タレの強い味わいと、ほぼ肉&白飯というシンプルな構成から来る飽きを上手に回避できたのは、間違いなくこの“月見トッピング”のおかげです。モチーフにしている北海道の豚丼からすれば、食べ方としては邪道になるんじゃないかとは思うんですが、特に違和感もなく美味しくいただけたということで、この組み合わせに行き着いた『すた丼』開発担当のアイデアに軍配を上げましょう。次回の「北海道すた丼」のトッピングは、ぜひ刻み青ネギをどさっと乗せてみてはいかがでしょうかと、さりげないリクエストで感想のシメとさせていただきます(笑)。
なお、派生メニューとして豚肩ロースの量が2倍になる「でっかいどう月見すた丼」(1680円/税込)と、唐揚げ3個が加わる「唐揚げ合盛り北海道月見すた丼」(1380円/税込)の2種類が用意されています。実食の際はもちろん“ご飯大盛り”がマスト。ぜひチャレンジしてみてくださいませ!
(撮影・文◎河西まさあき)
●DATA
肉盛北海道月見すた丼
期間:2023年9月1日(金)~ ※期間限定
販売:一部店舗を除く『伝説のすた丼屋/名物すた丼の店』(ヨドバシAkiba店、ダイバーシティ東京プラザ店、イオンモール沖縄ライカム店では販売していません)
https://sutadonya.com/
※テイクアウト及びデリバリーサービス利用時、一部店舗では価格が異なります