港区を代表するカウンター中華。元麻布の隠れ家でお忍びデートを
元麻布の住宅街にひっそりと佇む、隠れ家中華料理店『對馬』。
高級食材をふんだんに使用する贅を尽くしたコースを、洗練されたカウンターで味わうことができる。
デートはもちろん、食事と会話を落ち着いて楽しみたいシーンにぴったりの一軒だ。
歩くだけで高揚する静寂の小路は、7席のプラチナシートの最高の序章になる
『對馬』が店を構えるのは、「旧テレ朝通り」から30mほど入った場所。路地に入ると飲食店は他になく、かなり閑静で夜は真っ暗。住民以外の人通りはほぼなく、對馬さんもその環境がいたく気に入ったとか
「自分の店を持つなら、麻布に決めていました」。そう話すのは店主の對馬健一さん。
銀座の高級中国料理店で修業し、独立を考えた頃、深夜に自転車でチラシ配りのバイトをして麻布の土地勘を叩き込んだ。
そこで出合ったのが、この元麻布3丁目の物件だ。
「思い描いた店の客層は、時間を大切にしたい経営者の方。そうした方達が店の前に車を停めて誰にも会わないで済む場所がここでした」
そうして、2020年5月に『對馬』をオープン。
コロナ禍でもあったが、キャビア、フカヒレ、アワビなどの高級食材を惜しげもなく使う様や、シンプルだが洗練された味わいで話題を集め、瞬く間に予約困難店に。
香ばしく焼き付けた「アオザメフカヒレのステーキ 燕の巣のせ」
コースを見れば、人気も納得。
例えば、日本では入手困難な長期熟成されたキャビアと通常のキャビアを食べ比べた後、ビーフンと合わせるなど、華やかな仕掛けが満載。
「キャビア冷製ビーフン」は、中国雲南省産11ヶ月熟成のカルーガと通常のキャビアがひと皿に。すべて「おまかせコース」(50,000円〜)より
「密やかな立地で、インパクトのある料理を楽しんで欲しかったんです」と對馬さん。描いた夢は今や現実に。
何度訪れても弩級の体験ができる、港区を代表する屈指のカウンター中華といえるだろう。
■店舗概要
店名:對馬
住所:港区元麻布3-2-3 けやき坂NEST 1F
TEL:03-6804-2709
営業時間:17:00〜24:00
定休日:不定休
席数:カウンター7席
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