昨年のニュージーランドT以来の重賞2勝目を狙うジャングロ(ユーザー提供:こーだいさん)

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 阪神11Rのセントウルステークス(3歳上・GII・芝1200m)はジャングロ(牡4、栗東・森秀行厩舎)の逃げ切りを期待したい。

 このレースのカギは展開だ。というのも、ザッとメンバーを見渡した感じ、スプリント重賞にしては逃げたい馬が見当たらない。テイエムスパーダは以前ほどの先行力がなくなっているし、アグリは前に目標を置いた形がベター。ドルチェモアも初の1200mで逃げるほどのスピードはないだろう。ならば注目したいのはジャングロだ。ここ2走は逃げていないが、2走前は出遅れたので参考外だし、前走にしても1年2カ月ぶりで初の直線競馬、しかも不利な6番枠だったので、逃げろというのが無理な話。むしろ先団に取り付き、最後まで大きくバテなかったことを評価すべきだろう。

 今回は“逃げの名手”武豊騎手との再タッグ。しかも内寄りの5番枠とあれば、好発を決めて逃げるプランがありそうだ。高速馬場への適性もあるだけに、復活の重賞2勝目を期待したい。