ナイルは9月6日、「音楽配信サービス」に関する調査結果を発表した。調査は8月23日〜30日、15〜69歳の男女2,614人(男性1,305人、女性1,309人、各年代435人前後)を対象にインターネットで行われた。

○音楽配信サービスを半数近くが利用、有料・無料の割合は?

利用中の音楽配信サービス

音楽配信サービスの利用状況を質問したところ、「無料サービスを利用している」が21.54%、「有料サービスを利用している」が21.08%、「無料・有料どちらも利用している」が4.32%と、半数近い人が音楽配信サービスを利用していることが明らかに。「利用したことがない」は44.72%だった。

○利用者数が多い音楽配信サービス

利用者数が最も多い音楽配信サービスは「Spotify」で480人。次いで「Apple Music」(371人)、「Amazon Music Prime」(346人)、「YouTube Music」(275人)、「LINE MUSIC」(188人)、「Amazon Music Unlimited」(129人)と続き、男女別にみると、「Amazon Music Unlimited」の男性比率の高さが目立ち、「LINE MUSIC」のみ女性比率が高かった。

音楽配信サービス満足度TOP5

年代別では、「Spotify」「YouTube Music」は比較的全年代がバランスよくいるのに対し、「Apple Music」「LINE MUSIC」は10〜20代の若い世代、「Amazon Music Prime」「Amazon Music Unlimited」は30代以上の上の世代の利用者が多い傾向に。

○満足度が高い音楽配信サービス

また、各サービスの利用者に、満足度を5段階で評価してもらった結果、1位「Apple Music」、2位「Spotify」と、両者ともに利用者が多い上に満足度も高いことが明らかに。続く3位は、フランス発のHiFi音質を売りにしているサービス「Deezer」。音にこだわりのあるディープな層に支持されているのか、利用者数は下から2番目だったものの、満足度は高め。

4位は、タワーレコードが運営する定額制音楽配信サービス「TOWER RECORDS MUSIC」で、ここでしか聴けない、アーティスト撮り下ろしコンテンツなどを配信。5位は「YouTube Music」。YouTube上の動画も音楽プレイヤーのように再生できるのが特徴で、YouTubeの有料プラン「YouTube Premium」に加入すると、「YouTube Music」も制限なく使えるようになるため、日常的にYouTubeを利用している人にとってはコスパが高いサービスとなっている。