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FLOWが初のアニメソングベストアルバム『FLOW ANIME BEST』をリリースしたのが2011年のこと。2015年には『FLOW ANIME BEST極』、2018年に『FLOW THE BEST 〜アニメ縛り〜』をリリースし、同時にアニメタイアップ曲だけを聴かせるライブも展開してきた。

そのFLOWが今年デビュー20周年となり、そして同じくアニメ放送20周年を迎えたアニメ『NARUTO -ナルト-』(以下、NARUTO)は、彼らにとって初めてのアニメタイアップ曲である「GO!!!」と共に駆けてきた作品である。そんな『NARUTO』とFLOWが改めて強固にタッグを組む『FLOW THE COVER 〜NARUTO縛り〜』が完成。『NARUTO』を彩ってきた名曲たちをカバーし、FLOWからのナルトへの愛、極まる1枚について5人に語ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち

アニメを通して毎週「GO!!!」を聴いてもらえることが幸せだった



--「GO!!!」で『NARUTO -ナルト-』(以下、NARUTO)のOPを担当されてから19年。以降もアニメでは「Re:member」、「SUMMER FREAK」、「Sign」、「虹の空」、舞台『ライブ・スペクタクル「NARUTO -ナルト-」』公演イメージソングの「光追いかけて」「橙」、ゲームのテーマソング「Break it down」、さらに「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」(以下、BORUTO)のOP「GOLD」と、長くタッグを組んできた相棒とも呼べる作品。この作品との出会いがバンドに及ぼした影響や軌跡を教えてください。

KOHSHI タイアップのお話をいただいたときに、歌詞を書いてくれ、ということで急いで近所の本屋に走って、再不斬あたりのエピソードのところまで『NARUTO』を読んだことを覚えています。それまで作品も知らなかったので、「忍者の話なのか」という印象しかなかったんですけど、まさかこんなに長年タッグを組んでお世話になる作品になるなんて、その当時は思っていませんでしたね。

--皆さんはいかがですか?

IWASAKI 正直に言うと、「アニメの主題歌ができるぞ!やったー!」という感じがあった。ここまで深くアニメの曲と繋がっていくとは思ってもいなかったし、当時はアニメが日本のカルチャーにここまで根付いてはいなかったけど、僕らの世代で言うとゴダイゴさんが『銀河鉄道999』の主題歌をやっているのを観ていたんですよね。ほかにも『YAWARA!』の永井真理子さんとか『名探偵コナン』のZIGGYさんとかTHE HIGH-LOWSさんとか。その辺りからロックがアニメの中に入ってきていたし、自分たちもアニメーションの主題歌が担当できるんだ、というのは嬉しかったです。

--GOT’Sさんはいかがですか?

GOT’S 「GO!!!」からバンドの進む道が大きく変化していったけど、その頃はアニメの仕事の繋がりはまったく考えていなかったですね。ただ、その後『交響詩篇エウレカセブン』で「DAYS」が主題歌になり、作品のフェスに出演させてもらったときに、初めて「アニメとタッグを組むのはこういうことなんだ」と実感しました。

TAKE 繋がりやきっかけということを考えると、アニメを毎週観ることによって、毎週聴いてもらえるということは、ドラマの曲をやる以外にはなかったかもしれないですね。刷り込みって大事だなって今、思いました。



--「GO!!!」を聴いて育ちました、というロックバンドが今では非常にたくさんいますしね。

KEIGO 確かに。

KOHSHI 運動会のときに「GO!!!」で踊りました、とか走りました、ってよく聞くよね。マッチしやすいのかもしれない。

TAKE そうやって派生していくきっかけをもらったことは嬉しいことですね。

GOT’S 俺らのときに爆風スランプの「RUNNER」で走った、みたいなことを「GO!!!」で体験してくれているって聞くと、すごく嬉しいし「すげぇ」って思ったよ。

TAKE そういったカルチャーに繋がっていくなんて、それこそ当時は想像もしていなかったですよね。ましてや野球の応援歌になったりもして。そういうのはここ何年かで広がっていった感覚があります。ある種のメディアミックスみたいな。

KEIGO 「GO!!!」をやった当初に速攻でそういった影響が出たわけではなかったんですよね。お子さんを連れてライブに来てくれた人たちはいたけど、後々にアニメの力を知っていきました。特に海外に行けたことがデカいですね。自分たちの感覚としても「日本のアニメってこんなに世界で影響力を持っているの!?」と驚くことになるんです。そこから日本のアニメフェスにも出演させてもらうようになって、より思い知っていきましたね。そして、やっぱり元をただせば「GO!!!」だよなって思う。海外でも日本でも、アニメフェスでの「GO!!!」の人気も認知度も高いんです。それだけ『NARUTO』が愛されているということも、自分たちの曲を聴いてくれているんだなってことも、徐々に実感していきましたね。

GOT’S “リスアニ!LIVE”とかに呼んでもらって、アニメのファンの皆さんにも認知してもらっていくことで、俺らも「アニメ縛り」が出来るようにもなった。それ以前はロックバンドだし、取っ付きにくいと思っていたかもしれないですが、垣根が取り払われていく感じやお客さんが垣根なくライブに来てくれるようになったのもありがたいですね。

FLOWのメンバーそれぞれの心に残る「NARUTOソング」



--アニメ『NARUTO』時代を彩った楽曲だけで実に100曲を超えますが、20年を支えてきた楽曲はどのような存在だと感じますか?

TAKE 今回改めてカバーをさせてもらうえで『NARUTO』の楽曲たちを改めて聴き直させていただいたのですが、名曲が多いなとぁと。今聴いても色褪せないことはもちろんですが、コンテンツとして音楽に力を入れてきていたんだろうなと思いました。

--今回カバーした曲以外でも構いませんので、ご自身の中で最も印象的だった楽曲をお聞かせください。

GOT’S 最初のOPテーマであるHOUND DOGさんの「R★O★C★K★S」ですね。驚きました、衝撃があった。いきなり大御所のロックバンドが歌い上げて、そこからロックバンドが続いていきましたし。1つの流れが出来たような気がします。

TAKE 確かに。HOUND DOG先輩が拓いた道なんだなぁ。

KEIGO そういう意味では『NARUTO』もすごく挑戦していたよね。タイトルを連呼するような所謂アニメソングではなく、ロックバンドの曲で押し上げていくという気概というか。

IWASAKI 俺はイメージとして、そのあとに続いたASIAN KUNG-FU GENERATIONさんの「遥か彼方」が印象に残っていますね。先人がいた感覚だったし「アジカンがアニメソングをやるんだ」とも思ったし。むしろHOUND DOGさんのほうがアニソンのイメージがあったから。LOUDNESSさんがアニメの主題歌をやっていたこともあったし、そういった大御所の人たちがアニソンをやる姿を見ていたからね。ただ、そこにアジカンがくることはインパクトが強かったです。だからこそFLOWもやれる!という気持ちにもなったし。



KOHSHI 今、第一話から全話観直しているんですけど、ストーリーとのシンクロ度合がめちゃくちゃ良かった、という視点でHALCALIさんの「Long Kiss Good Bye」です。ちょうどアスマ先生が死んでしまって、そのあとに紅と付き合っていたことがわかったけれど、遺された紅と曲がすごくマッチしていて、鳥肌が立つくらい印象的でした。HALCALIさんとは同期くらいで、一緒に頑張っていたユニットなんだけど、今になってめちゃくちゃ刺さりました。

KEIGO 全体で見ていて、色んな話も聞いたうえでKANA-BOONの「シルエット」です。アジカンに憧れてバンドを結成して、『NARUTO』の曲がやりたくて、という話を知ってから「シルエット」を聴いたときに、ナルトに対しての真っ直ぐな感じが歌詞にも出ているし、歌詞に“木の葉”って使うところも印象的だし。そういうバンドが出てきたことは衝撃で、とても印象に残っています。

TAKE 過去に“ANI-ROCK FES.”がありましたが、関わってきたアーティストが一堂に会すと確かに“ロックフェス”になるなって思ったんです。FLOWが「GO!!!」でしょ、それからサンボマスターさんが「青春狂騒曲」、STANCE PUNKSさんが「ノーボーイ・ノークライ」と続く。ほかにも北海道の雷鼓さんとかザ・マスミサイルさん、ORESKABANDさんとか。

KOHSHI 青春パンクの時代だよね。

TAKE 1つの作品でロックフェスができる、その走りが『NARUTO』だったんだなって改めて思うね。

KEIGO この間出演した番組で、『NARUTO』の主題歌を全曲挙げて解析していったんですけど、当時のロックシーンやフェスシーンが反映されているんですよね。途中でヒップホップが入ってきたりもするし。

TAKE それが後の『僕のヒーローアカデミア』にも繋がっていく、そんなジャンプ系譜を感じますよね。『NARUTO』の制作陣は、この作品の主題歌を通して子供たちに“ファーストロック体験”をしてほしい、という裏テーマを持っていたんですよね。だからこそ最初の曲がHOUND DOGさんであり、アジカンさんに繋がっていく。まさに今、新しい世代の人たちが『NARUTO』を聴いて音楽に目覚めたことに、ちゃんと当時の意図が繋がっているのを感じますね。

--そんなTAKEさんにとっての印象的な主題歌というと?

TAKE 物語とリンクしているという意味では、いきものがかりさんの「ブルーバード」とか井上ジョーくんの「CLOSER」ですね。あと単純に歌が好きなのはLONG SHOT PARTYさんの「distance」。『FLOW THE COVER〜NARUTO縛り〜』の第二弾が作れるなら、カバーしたい曲たちですね。

『NARUTO』愛溢れる曲をFLOWとしてアレンジ、表現した楽曲たち



--『FLOW THE COVER 〜NARUTO縛り〜』ですが、楽曲のセレクトのボーダーラインはあったのでしょうか。

TAKE セレクトの基準としては、リアレンジさせてもらうなかでFLOWとして表現したら面白いのではないか、合うんじゃないかっていうところがまずはありつつ、Anlyちゃんのような女性ボーカル曲を男性ボーカルが歌ったらどんな感じになるかというチャレンジも含めて選曲させていただきました。

--1曲ずつこだわりなどを伺おうと思います。まず「遥か彼方」はいかがでしたか?

IWASAKI 原曲に近い状態のアレンジで、(ドラムの伊地知)潔くんが叩いた感じを再現できればなという気持ちでした。そのなかで自分たちなりのサウンドアプローチを織り交ぜて叩いたので、サウンド面でのリアレンジにはなったかなと思います。

KOHSHI 原曲がテクニックより感情で歌うようなエモさがあるので、FLOWにもあるパッションを持って、FLOW流の「遥か彼方」として歌いました。同世代だし、元同レーベルでもありますし、同じ時代を走ってきた想いと共に20年を経てカバーできたことに感無量でした。



--続いてORANGE RANGE「ビバ★ロック」はいかがでしたか?

GOT’S ほぼ原曲のままですし、いちファンとして弾きました。当時からよく知っているし、ORANGE RANGEさんの曲もよく知っていますから。『コードギアス 反逆のルルーシュ』でも「O2」をカバーしたのですが、そのときと同じ気持ちで向き合いましたね。

KEIGO 非常にやりやすかったです。ORANGE RANGEさんの曲の中でも、特に「ビバ★ロック」はFLOWの曲だったんじゃないかって思うくらいしっくりきました(笑)。



--では、Hearts Grow「ユラユラ」はいかがでしたか?

TAKE 改めて、良い曲ですね。ORANGE RANGEさんと同じく沖縄のバンドです。今回はボーカルトラックを抜き出した状態で、洋服を着せていくようなアレンジをさせてもらったのですが、FLOW流の四つ打ちダンスロックが似合うんじゃないかな、と編曲をしていきました。そもそもはストレートなパンクロックに近いものだったのを、2サビ終わりですごくエモいDメロがきて、そこから泣きのギターソロという展開にしたのがこだわりのポイントです。

KOHSHI めちゃくちゃ良い曲で、歌っていて気持ちが良かったです。“ふたつの想い”という歌詞のところでナルトとサスケが浮かんでくる感覚がありますし、染みた1曲ですね。

--そしてnobodyknows+「Hero’s Come Back!!」。

GOT’S 重戦車のようなゴリゴリ感で怒涛の音を鳴らしました。音も詰まっていますよね。原曲はトラックで作った音ですが、FLOWは2000年代のゴリっとしたミクスチャーロックのテイストにしています。これまでにもこういったサウンド感はアルバムに収録してきているので得意なところではあるのですが、ラップの曲にハマりましたね。nobodyknows+さんは4人でラップしているので、歌うのは大変だったんじゃないかなって思います。いつもなら1人を2人にするアレンジだけど、今回は4人の歌を2人、声が足りないですから(笑)。

KOHSHI ほんと、足りない(笑)。あそこは全員ラップのスタイルでやっているから、この曲ではごっちゃんもいわちゃんも、全員参加でコーラスを頑張っています。

KEIGO 寄せていきましたよ。

TAKE ノリ・ダ・ファンキー・シビレサスがちゃんといたなぁ。

GOT’S 寄せていきましたから!

KEIGO でもこれは「ビバ★ロック」とは真逆で歌うのが大変でしたね。四者四様のオリジナリティがライムの中にあるし、それを俺たちは2人で分けていくから、それをどう昇華して、自分の中に入れていくか。その表現が難しかったです。

--続いて、HOME MADE家族「流れ星〜Shooting Star〜」です。

TAKE 原曲はヒップホップR&Bで、MICROさんの伸びやかな歌が引き立つバラードだったのですが、それをバンドでやろうと思ったときに普通にカバーするだけでは面白くないなと思いまして。ビッグバンドみたいな感じで、よりワクワクウキウキなサウンドになると、歌が違う形で聴こえてきて面白いんじゃないかなってアレンジさせていただきました。

KOHSHI 2008年に「NIGHT PARADE」で一緒にやっているのもあったから、元カノにあった感じというか(笑)。「流れ星〜Shooting Star〜」を歌いながら「ああ、こんな感じだったなぁ」とか「元気にしているかなぁ」という感じでした。

--そして、いきものがかり「ブルーバード」。

IWASAKI だいぶ前にカバーした曲(2015年)ですが、feat.ボーカルだったダイアナ・ガーネットちゃんが入ったことで新鮮な印象になりましたね。曲調自体は16ビートの四つ打ちにしてあって、割とメカニカルに近い人力に落とし込んであるので、元のテイストからは変わっていますが、FLOWが持っていなかった空気感で作れたかなと思っています。

KEIGO 8年くらい前のバージョンではありますが、ダイアナちゃんが日本のアニメや『NARUTO』が大好きで、そして「ブルーバード」が大好きだっていう気持ちがレコーディングでも溢れていたことがすごく記憶に残っています。女性ボーカリストと3人で歌い分けるというのも、新鮮な想いでやれたなと思います。

--続いて、井上ジョーさんの「CLOSER」です。

TAKE 『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の曲、もはや「シカマル疾風伝」の曲ですね。井上ジョーさんに関してはFLOWの楽曲でも英詞の監修に入ってもらったり、「World Symphony」(2016年)で編曲をやっていただいたりしていたので、関係性のあるなかで今回カバーができたなと思います。原曲がポップパンクを基調とした疾走感ある爽やかな楽曲だったのですが、メロディの持っているエモーショナルさがより引き立ったアレンジができないかなと思い、泥臭いガレージロックみたいなイメージでレコーディングしました。

KOHSHI 『NARUTO』の中で一番好きな曲だったし、自分のYouTubeでも歌ってみたでやるくらいの曲だったので、思う存分歌わせてもらいました。ジョーさんも個人的に好きなアーティストなので、カバーに対して万々歳な1曲でした。



--では、ダイスケさんの「Moshimo」はいかがでしたか?

GOT’S 結構好きなアレンジになりましたね。だいぶ疾走感が出ましたし、アルバムの中でも気に入っています。キメの部分は原曲と統一したり、ビートにもFLOWっぽさが出せて、良い形にできたな、と自負しています。やっていて楽しかったです。

KEIGO めちゃめちゃ気持ちの良いメロだな、というのが第一印象であったんです。原曲は疾走感がありましたが、そこにFLOWの武器としての疾走感もプラスして、+αになったらいいなぁ、と思って歌いました。

--そして、KANA-BOON「シルエット」です。

IWASAKI 元々インパクトの強い曲だし、KANA-BOONの持っているテイストがすごくハマりこんだ1曲だから、あまりかけ離れたものにはしたくないなって想いがありました。TAKEのアレンジとして頭からラガセクションが入りながらスカに寄って入っていくんですけど、そのなかで“いっせーのせ”ってキーワードを立たせたいという想いは自分の中にもすごくありました。本人たちの持っている良さと、自分たちの気持ちも上手くはめ込めたのかなと思います。

KOHSHI 『NARUTO』ファンからの絶大的な支持を得ている「シルエット」だし、『NARUTO』と言えば「シルエット」と思っている人も少なくはないと思うので、本当に謙虚な気持ちで「歌わせていただきます!」という想いでした。コアな『NARUTO』ファンの皆さんを曲の後ろ側に見ながら、FLOW流の歌に昇華しました。



--カバー曲解説の最後はAnlyさんの「カラノココロ」です。

TAKE 『NARUTO』シリーズの最後のオープニングを飾った曲ですし、印象に残っているファンの方も多いと思います。女性ボーカルの曲、しかもFLOWが絶対に作らないような音楽性の曲というのは面白かったですね。彼女自身がエド・シーランの大ファンで、その影響からのメロディやトラック作りをしているものを、FLOW流にアンレジさせていただきました。

KEIGO このラインナップの中でも一番FLOWにない要素が詰まっている楽曲ですし、女性ボーカリストであるだけではなくAnlyちゃんの独特な歌声で作られた楽曲なので、難しかったです。恐らく、カバーした中では一番難しかったんじゃないかな。でも新鮮さもありましたし、自分が担当したメロラップ的なところも挑戦できて良かったです。



--そしてFLOWの曲は「THE FIRST TAKE」からの収録です。「THE FIRST TAKE」、いかがでしたか?

KOHSHI 緊張しましたね。本当に一発録りだし、歌詞もちゃんと間違えたし(笑)。数え切れないほど歌ってきた曲を間違えるくらい緊張しましたよね。

KEIGO うんうん、緊張したよね。

TAKE でも『NARUTO』が繋いでくれたご縁でできた「THE FIRST TAKE」でしたから。ここで収録できて良かったです。





ライブでもNARUTO縛らせていただきます!



--今回収録した楽曲の中から7曲のスペシャルMVを淡路島の「ニジゲンノモリ」にある木の葉の里で撮影されたFLOW。「ニジゲンノモリ」はいかがでしたか?

IWASAKI 天気との戦いだったよね(笑)。でも、天候の回復を待っているときに「一楽」のラーメンを食べられたのは良い思い出です。世界観がしっかり作られていたので、演奏するときも気持ちがしっかり入りましたし、素敵な経験でした。

GOT’S 天気が悪かったので大変でしたし、1日で7曲撮影したもの本当に大変でした。スタッフさんも大変でしたし、なかなか過酷だったなぁ。あの日は貸し切りではなく、一般のお客さんもいるなかでの撮影だったんですね。外国からのお客さんも多くて、すごく応援してくれました。

TAKE 「オマエたち、FLOWだろ?一緒に写真撮ってくれよ!」ってね。

KEIGO 「CLOSER」を撮っているときに、じっと見てくれていた外国人観光客の方もいました。

KOHSHI ナルト走りをしたり印を結んだりしていたよね。それとアメリカでライブを観てくれたっていう子もたまたまいて、話もしましたね。それから火影岩を見たときにはテンションがアガりました。「ついにここまで来たか」と。

TAKE オランダから来ましたって人もいたよね。それから思い出深いのは「忍びの里」のスタッフの人たちが遠巻きに見てくれていたんだけど、1曲終わるたびに盛大な拍手を送ってくれたことですね。ちゃんとナルトファンに刺さったな、と実感できました。

KEIGO このコンセプトでアルバムを作って、撮影をするのにあれほど最適な場所もないですよね。火影岩があって、暁に囲まれて歌える。本当に光栄でした。

TAKE いつかあそこのお客さんを入れてライブがしたいね。

KEIGO おー!したいね!

--そんなカバーアルバムを出したFLOW。「ニジゲンノモリ」でのライブ、という野望も含め、今後の『NARUTO』シリーズと共にやりたい!という野望を教えてください。

KOHSHI 年末に『FLOW THE COVER〜NARUTO縛り〜』のライブを開催します。

TAKE せっかくアルバムを作らせていただきましたし、アレンジもライブを想起しながら作った部分も多分にあるので、ここでは本当に「NARUTO縛り」で、FLOWの曲も含めてより濃く熱くお伝えできると思います。

KOHSHI 自分たちの曲以外で構成されていくライブなんてしたことがないのでめちゃくちゃ楽しみです。

KEIGO 『NARUTO』自体は連載も終わっていますが、9月から全4回の完全新作の物語もありますし、連載が終わっても広がっていく。俺たちはこれからも終わらない『NARUTO』を世界に直接歌で届けられるバンドだし、行ったことがない場所にも行ってみたい、そこにいる『NARUTO』のファンの人に会いに行きたいですね。

TAKE 改めて『NARUTO』の楽曲を振り返っていくと、もう解散してしまったアーティストや活動休止しているアーティストもいて、もう彼らは生で届けることはできなくて。『NARUTO』の伊達(勇登)監督からいただいた「自分たちは作品を作って終わってしまうけれど、みんなは直接、生で歌を届けに行ってほしい」という言葉は使命感として持っていたいと思っています。ライブの「NARUTO縛り」で届ける『NARUTO』の熱を楽しみにしていてください。

●リリース情報

『FLOW THE COVER 〜NARUTO縛り〜』

発売中

■mora

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ご購入はこちら

【初回生産限定盤(CD+BD+豪華BOX仕様)】

価格:¥6,600(税込)

【通常盤(CD)】

価格:¥3,300(税込)

<CD>

1.遥か彼方 / ASIAN KUNG-FU GENERATION

2.ビバ★ロック / ORANGE RANGE

3.GO!!!(20周年アニバーサリーバージョン)

4.ユラユラ / Hearts Grow

5.Hero’s Come Back!! / nobodyknows+

6.流れ星〜Shooting Star〜 / HOME MADE 家族

7.ブルーバード(NARUTO縛りMix ver.) / いきものがかり

8.CLOSER / 井上ジョー

9.Sign(Piano Ballad ver.)

10.Moshimo / ダイスケ

11.シルエット / KANA-BOON

12.カラノココロ / Anly

13.GO!!! - From THE FIRST TAKE

14.Sign - From THE FIRST TAKE

<Blu-ray>

MV

1.遥か彼方 / ASIAN KUNG-FU GENERATION

2.ビバ☆ロック / ORANGE RANGE

3.CLOSER / 井上ジョー

4.GO!!!(20周年アニバーサリーバージョン) / FLOW

5.Sign(Piano Ballad ver.) / FLOW

6.シルエット / KANA-BOON

7.カラノココロ / Anly」

●イベント情報

『FLOW THE CARNIVAL 2023 〜 NARUTO縛り 〜』開催決定

<スケジュール>

12月6日(水)大阪・Zepp Osaka Bayside

12月 13日(水)神奈川・KT Zepp Yokohama

12月14日(木)神奈川・KT Zepp Yokohama

現在チケット先行実施中!

詳細はFLOWオフィシャルサイトをチェック

アニメ縛りスタンディング

日程:9月23日(土)

開場/開演 17:00/18:00

会場:新宿BLAZE

詳細はFLOWオフィシャルサイトをチェック

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FLOW

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