AIが推奨した本命馬はプラダリア(撮影:下野雄規)

写真拡大

 今週の日曜日は、新潟競馬場で新潟記念(GIII)が行われます。

 昨年の新潟記念では10番人気、9番人気、3番人気が上位に入り、三連単は70万円を超える高配当となっていますし、21年は12番人気のマイネルファンロンが優勝とここ2年は波乱の決着が続いています。さらに遡ると13年や15年の新潟記念も人気薄が上位を独占していますので、なかなか一筋縄ではいかない競走と言えるのではないでしょうか。

 そんな新潟記念に今年は14頭が出走を予定しています。上位人気が予想されるのは前走目黒記念(GII)で3着と好走したサリエラ、前走の日本ダービー(GI)で5着に健闘したノッキングポイント、重賞で2着3回の実績があるマイネルウィルトス、22年の青葉賞(GII)勝ち馬のプラダリアなどがいます。

 そのほかにも、新潟では連対率100%のバラジや今回と同じ舞台で行われた3月の新潟大賞典(GIII)で3着と結果を残しているイクスプロージョン、昨年の新潟記念2着馬のユーキャンスマイルなども出走を予定しています。

 はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆相手弱化の一戦で勝機到来

 今週の新潟記念でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるプラダリアでした。

 週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。

 プラダリアは今年で4歳となる牡馬です。昨年は青葉賞で優勝し日本ダービーに出走。同世代のトップレベルが集まった一戦で5着と掲示板を確保し力のあるところを見せています。今年は日経新春杯(GII)、京都記念(GII)で3着と好走。勝利こそ挙げられていませんが、大崩れする事なく走れている点は評価できるのではないでしょうか。

 前走の宝塚記念(GI)は6着でしたが勝ち馬のイクイノックスと差のない競馬をしていますし、ヴェラアズールやジオグリフなどのGI勝ち馬には先着しており悲観する内容ではありませんでした。今回の新潟記念はGIIIで前走と比べれば相手弱化の一戦ですので、勝機は十分にあるのではないでしょうか。さらに、過去10年の新潟記念では前走GIに出走していた馬が良績を残している事もプラス材料となります。これまでの実績や過去の新潟記念の傾向からプラダリアには死角らしい死角が見当たりませんし、人気に応える走りが期待できるはずです。