休み明けでも素質は一枚上のラスール(昨年2月撮影、ユーザー提供:OGA46さん)

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 新潟9Rの飯豊特別(3歳上・2勝クラス・芝1400m)はラスール(牝4、栗東・宮田敬介厩舎)の素質を信頼する。

 父がキタサンブラック、半兄が重賞3勝のシャケトラという血統馬。ここまで4戦2勝。新馬と1勝クラスで楽勝している一方、重賞の2戦ではシンザン記念が7着、フローラSが6着と人気を裏切っているが、結果的に敗因は距離。クラシックを目指していた時期とあって、マイル以上の重賞への参戦は当然といえるが、シンザン記念は折り合いを欠いていた。また、フローラSは明らかにガス欠。2000mは長過ぎたと言わざるを得ない。

 今回はおそらくベストの1400mなので、能力発揮に支障はない。最大のポイントは1年4カ月ぶりの実戦となることだが、半兄シャケトラは1年1カ月ぶりで重賞制覇の実績あり。宮田厩舎も今年6月の江の島特別でドゥラドーレスが8カ月ぶりVを挙げるなど、休み明けの仕上げに定評がある。ブランクが嫌われて人気を落とすようなら妙味十分。アタマ固定で強気に勝負したい。