新潟記念に出走予定のプラダリア(撮影:高橋正和)

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 今週の日曜日は、新潟競馬場で新潟記念(GIII・芝2000m)が行われます。

 過去10年では、前走同距離の2000m戦組が19頭馬券になっています。そしてとくに活躍が目立つのが小倉記念、七夕賞、函館記念の夏の重賞組です。ただし、5頭が連対を果たしている前走で同距離重賞戦連対馬が今年は不在。そこで、9頭が馬券になっている重賞6着以下敗退馬の巻き返しを狙う手もありそうです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走2200m以上戦で2着以下敗退(ただし、ノーザンファーム生産馬は除く)
[0-0-0-11]複勝率0%
該当馬:バラジ、プラダリア
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 前走で同距離の2000m戦出走馬が6勝2着8回だった。一方、2200m以上戦で2着以下敗退からの距離短縮馬は劣勢傾向。好走可能なのは、過去10年で14頭が馬券になっているノーザンファーム生産馬だけと考えてみたい。ちなみに、凡走した11頭はいずれも前走GI・GII組である。

 上位人気が予想されるプラダリアが消去データに該当しました。

 3歳時に青葉賞を制しており、続く日本ダービーでも5着と好走。今年もGIIの日経新春杯や京都記念で3着になるなど、今後の活躍が期待される4歳馬です。前走の宝塚記念でも、16番人気ながら0.4秒差の6着と善戦しています。さらに主戦の池添謙一騎手に乗り替わることもあって、期待されているファンも多いのではないでしょうか。

 ただし、過去傾向的には、ノーザンファーム生産でない距離短縮馬は苦戦傾向。宝塚記念組も4頭出走してすべて6着以下に敗れています。

 重賞レースの参考として、是非お役立てください。