距離短縮で2勝目を狙うバースクライ(今年3月撮影、ユーザー提供:まろさん)

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 土曜小倉7Rの3歳上1勝クラス(芝1200m)はバースクライ(牝3、栗東・千田輝彦厩舎)で堅い。

 僅か半年前のチューリップ賞で4番人気に支持された素質馬。しかしそこで13着に沈むと、その後の1勝クラスでも3着(1600m)、4着(1400m)に敗れた。着順だけを見れば、早熟説が飛び交うのも致し方ない。しかし、実際の敗因は距離だろう。というのも体型を見ると、胴伸びこそあるが、肩が立っていて、フットワークもピッチ気味。ハーツクライ産駒には珍しく、全3勝を1200mで挙げた母同様のスプリンターという雰囲気なのだ。

 リフレッシュを挟み、今回は待望のスプリント戦へ。ここはしっかりとモノにして、スプリンターとして出世の階段を駆け上がってほしい。