無傷の3連勝で重賞初制覇を目指すテイエムチュララン(今年8月撮影、ユーザー提供:えだまめさん)

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 ひまわり賞を制したテイエムチュララン(牝2、栗東・畑端省吾厩舎)が小倉2歳ステークス(2歳・GIII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。

 テイエムチュラランは父リアルインパクト、母テイエムチュラサン、母の父タイキシャトルの血統。母は04年のひまわり賞の勝ち馬で、05年にはアイビスサマーダッシュを制覇。今世紀の九州産馬では屈指のスピードの持ち主だった。チュラランも母を彷彿とさせる快足馬で、新馬→ひまわり賞と逃げて2連勝。2戦続けて直線でモタれたように幼さが残るが、逆に言えば伸びシロは十分にある。

 近年は九州産馬の活躍が目立ち、ヨカヨカが21年の北九州記念、イロゴトシが今年の中山グランドジャンプを制している。テイエムチュラランが勝てば、98年のコウエイロマン以来、25年ぶりとなる九州産馬の小倉2歳S制覇。一般馬を蹴散らしてのタイトル奪取を期待したい。