今村聖奈騎手を背にデビュー勝ちしたセイウンデセオ(ユーザー提供:たつやさん)

写真拡大

 今村聖奈騎手が小倉2歳ステークス(2歳・GIII・芝1200m)のセイウンデセオ(牝2、栗東・吉村圭司厩舎)でJRA重賞2勝目を狙う。

 今村騎手はデビュー2年目の19歳。ルーキーイヤーの昨年は同期最多のJRA51勝をマーク。今年も既に21勝を挙げている。重賞は初騎乗だった昨年のCBC賞をテイエムスパーダで逃げ切り。ただ、その後は19戦して2回ある6着が最高となっている。

 セイウンデセオとは新馬戦に続き、2戦連続のタッグ。今回と同舞台だった前走の勝ち時計1分9秒1は特筆するほど速くないが、今年の小倉芝1200mの2歳戦11鞍(全て良馬場)の中では3位タイ。したがって横の比較では優秀といえるだろう。当時が逃げ切りだったので控える形に対応できるか、さらには斤量3kg増に対応できるかなど、課題はあるが、ポテンシャルは十分にある。今村騎手には初戦同様、パートナーの持ち味を引き出す手綱捌きを期待したい。