日本ダービーで5着に健闘したノッキングポイント(ユーザー提供:おうどんさん)

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 日本ダービーで5着だったノッキングポイント(牡3、美浦・木村哲也厩舎)が、新潟記念(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。

 ノッキングポイントは父モーリス、母チェッキーノ、母の父キングカメハメハの血統。母が16年フローラSの覇者なら、祖母は03年京都牝馬Sの勝ち馬。シンコウラブリイやコディーノなど、活躍馬が続出している名門ファミリーの出身だ。昨夏に新馬を制した後、サウジアラビアRC(4着)とジュニアC(6着)では1番人気に応えられなかったが、2月の1勝クラスを制して、軌道に乗った。2回目の重賞チャレンジとなった毎日杯は、中団からジワジワ伸びて半馬身差の2着。続く日本ダービーでは15番人気の低評価だったが、直線で外から追い上げて0秒2差の5着に食い込んだ。まだ2勝馬だが、世代トップレベルの能力の持ち主といえる。

 今回は初の2000mとなるが、1600mでも2400mでも好勝負を演じているので不安はない。3歳馬が勝てば18年のブラストワンピース以来で5年ぶり。ここで初タイトルを手にして、偉大な先輩のようにGI馬に上り詰めることができるか。今後を占う注目の一戦となる。