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●函館市内でも珍しい“焦がし背脂塩ラーメン”とは？　よりおいしく食べるために、名湯「湯の川温泉」の無料足湯スポットで全身ポカポカになってからすすります。

　函館市の名湯として有名な「湯の川温泉」。市民も愛する名湯ですが、年中無休で誰もが無料で利用できる足湯スポットが、市電「湯の川温泉電停」の目の前に開放中の「湯の川温泉足湯 湯巡り舞台」です。市電を待っている間や散歩の途中など、多くの市民が利用しています。

この日は最高気温31度をマーク。それでも足湯はやめられない

　久しぶりに行ってみようと思ったのですが、2023年7月は世界的な気温の高まりが話題になりました。珍しく函館も朝晩の暑さが和らぐことなく、連日の30度越え。めちゃくちゃ暑い日が続きました。こんな日に足湯している人はいないだろう……と思って立ち寄ったところ！　ほぼ満席。やっぱりどんなに暑くても温泉は別なのです。

冷房で足先は冷えがちなのでとても心地よかったです

　順番待ちの末、端っこが開いたので失礼して。利用時間は9:00～21:00。足を拭くタオルは道路挟んで向かい側の商店でも販売していますので、忘れてしまってもご安心を。

湯の川温泉の歴史や足湯の効果を読みながらまったり過ごす ［食楽web］

　泉質は、ナトリウム・カリウム塩化物泉。なめらかな湯ざわりで、足先からじんわりと温まる丁度よい温度です。足湯は、全身浸かるのとはまた違った良さがありますよね。

　爽やかな風を感じつつ目指すは、市内屈指の名物ラーメン店「ブルートレイン」。徒歩数分で到着しました。

函館市内の名物ラーメン店『ブルートレイン』で味わう一杯が至福

旧国鉄車両を改装した店内。全国の鉄道ファンからも人気があるそう

　店内はカウンター席のみ。麺量を表す普通（1玉）・急行（1.5玉）・特急（2玉）があり、注文するときは「普通の塩」などと伝えるとスムーズです。麺2玉入りで1杯690円と、昨今の物価高を考えると涙が出そうな良心価格。

「普通・塩」590円。味は塩、醤油、味噌から選べます

『ブルートレイン』のラーメンは、スープに浮かぶ茶色い焦がし背脂が特徴です。香ばしい豚の背脂がアクセント。シンプルながらエッジのきいた塩スープにコクを加えてくれます。

　玉子麺も函館ならで、固めでプリっと歯ざわりが良い茹で加減が素晴らしい。徐々に背脂がスープに溶けだし、満足感も上昇です。旨みゲージがマックスになったところで完食。これはしくじった。特急にしとけばよかったなぁ。

調査結果

　無料開放の「湯の川温泉足湯 湯巡り舞台」は、街歩きで疲れた足を癒してくれるでしょう。温まった後は、名物『ブルートレイン』のラーメンでお腹も癒しにいってみてはいかがでしょうか。

（撮影・文◎亀井亜衣子）

●SHOP INFO

ブルートレイン

住：北海道函館市湯川町1-26-22
営：10:00～15:00
休：火、木曜