美味しいの? ワンタンが主役の『ラーメン魁力屋』の新作ラーメン「黄金塩雲呑麺」を食べてみた
食楽web
●『魁力屋』で大人気だった塩ラーメンが再登場。早速食べに行ってきた
お店自慢の「特製醤油ラーメン」や多彩な定食、一品料理まで、上質な中華メニューをリーズナブルな価格で提供している人気ラーメン店『ラーメン魁力屋』では、8月9日より期間限定にて「黄金塩雲呑麺」を提供しています。
店頭でも大きく宣伝されている(食楽web)
昨年の7月に販売されて大好評を博した「淡麗塩雲呑麺」から、約1年ぶりの登場となる塩スープのワンタン麺。大判の皮にたっぷりの餡を包んだ肉雲呑はそのままに、さば節や昆布、アミエビなどから抽出した魚介出汁と、まろやかな味わいを備えた沖縄の塩「シママース」をブレンドした黄金色の塩スープを使用。また麺も平打ち麺から細打ちのストレート麺に変更されるなど、新たな美味しさを追求した一杯となっています。
食べる前から楽しみで仕方がなかった“『魁力屋』の塩系ラーメン”。果たしてどんな味わいに仕上がっているのか、そして昨年からどれほどパワーアップしたのか、実食にてしっかりと確認してみたいと思います!
満足度激高の一杯!「黄金塩雲呑麺」
「黄金塩雲呑麺」並935円(税込)をオーダー
オーダーから数分で着丼。透明度の高いスープがなんとも美しい。ふわふわな雲呑が印象的で、青ネギと白髪ネギ、メンマ、スープにはフライオニオンが浮いています。
黄金色のスープはすっきり澄んだ味わいの中に重厚感のある仕上がり
まずはスープから飲んでみることにします。レンゲの底まで透き通る黄金色を口に含むと、出汁と塩の強い旨みがどんと来ます。すっきりした口当たりながら薄っぺらさはなく、奥行きのある味わいと重量感が広がる感じ。まろやかで丸みのある塩味は沖縄塩「シママース」からなんだろうなというのが、素人舌でも理解できます。上品で上質、美味しい塩スープです!
ワンタンはもっちり柔らかな皮の中に味の入った肉餡が詰まっています
続いては具材の主役、ワンタンをチェック。見るからに大ぶりな1個をレンゲにとって、ひと口。やわらかな舌触りともっちりした皮の食感に続き、味の入った肉の餡から旨みがぎゅん。いっしょにすくった塩スープが加わって、こちらも質の高さと美味しさ、チャーシュー麺とはちょっと違う“雲呑麺のスペシャル感”を同時に味わわせてくれます。6個も乗っているおかげで、味わいを確認したところでなくなっちゃった…とはならないのもグーです。
細打ちストレートの麺は歯切れがよく、塩スープとの相性も抜群!
そして麺。リフトした瞬間に「細っ」と感じたほどの細打ちストレートながら、プツップツッと歯切れのよいしっかりとした食感を備えています。スープの味わいが先に来て、そこから麺の味わいが一体になる感じです。平打ち麺のつるつるぷりぷりとは当然ながら別物となりますが、細麺ならではの塩系スープとの相性の良さはやはり格別です。ウマい!
刻んだ青ネギと白髪ネギ、フライドネギが食感と味に絶妙なアクセントを加えます
最後は、主役級の扱いにしてもいいのではと感じたネギ。たっぷりの刻み青ねぎに白髪ねぎ、スープにはフライドオニオンが入っています。刻み青ねぎと白髪ねぎは自身の食感とねぎ味、フライドオニオンはほんのりの苦味と噛むごとに染み出す甘味がアクセントになり、スープ、ワンタン、そして麺と、どれと一緒になってもそれぞれの美味しさを際立たせる役割を果たしてくれます。
さらに刻んだ柚子による爽やかな酸味とほろ苦さ、太目が嬉しいメンマと、他の具材も万全のアシストで美味しさアップに貢献。うーん、これは隙が見当たらないなと感心しながら、麺、スープ、ワンタンをペロんと食べ進めて完食。ごちそうさまでした!
まとめ
スープは強い旨みとコク、恐らくはワンタンの肉餡から来ているであろう脂が加わって、塩系ならではのあっさりすっきりだけに留まらない、どっしりとした味わいが印象的でした。麺と具材を食べ切った後のスープに小ライスを入れ、出汁茶漬けやぞうすい風にするのが最高のシメになりそうです。
そしてワンタン。スープに溶け出さない上質な皮と、チャーシュー不在を補って余りある肉餡、大ぶりな仕様に加えて全部で6個と食べ応えも抜群。雲呑麺はこうあってほしいのリクエストをほぼ完璧にクリアしています。個人的には満足度激高、実にナイスな一杯でありました。
提供はなくなり次第終了ということなので、オーダーは当然ながら“なる早”を強く推奨。お近くの『ラーメン魁力屋』で「黄金塩雲呑麺」の黄金級の美味しさを、ぜひ存分に味わってみてください!
(撮影・文◎河西まさあき)
●DATA
黄金塩雲呑麺
期間:2023年8月9日(水)~ ※なくなり次第販売終了
販売:一部店舗を除く『ラーメン魁力屋』全店
https://www.kairikiya.co.jp/