何がどう違う? ハーゲンダッツの新作「熟成バニラ」と普通の「バニラ」を食べ比べてみた!
食楽web
●『ハーゲンダッツ』から新作ミニカップアイス「熟成バニラ 芳醇な香り」が発売されました。絶対的人気を誇る通常の「バニラ」と何が違うんでしょうか? ハーゲンダッツ好きのライターが実際に食べ比べて検証しました。
ハーゲンダッツといえば、いまや高級アイスクリームの代名詞。芳醇さと濃厚なフレーバーはいつ食べても美味しいですよね。ハーゲンダッツからはほぼ毎月、新作フレーバーが登場しますが、2023年8月1日に発売されたのが、期間限定の「熟成バニラ 芳醇な香り」。
1960年代の創業時より、ハーゲンダッツの普通の「バニラ」が不動の人気を誇っているのは周知の通り。では、この新しい「熟成バニラ 芳醇な香り」(383円)をあえていま発売する理由は何なのか……。ハーゲンダッツファンとしてものすごく気になったので、実際に食べ比べてその違いを探ってみました。
「バニラ」と「熟成バニラ 芳醇な香り」を食べ比べた結果
上が通常の「バニラ」、中間が「熟成バニラ 芳醇な香り」、下は参考までに撮影した「豆乳バニラ」。「豆乳バニラ」は原材料が違うため食べ比べには不参加となりました
今回、主役となる新作フレーバー「熟成バニラ 芳醇な香り」について調べてみると、なんと開発に約3年もの歳月をかけていることが判明。
しかも通常の「バニラ」に使用している天然マダガスカル産バニラビーンズから抽出した“バニラエキスのみ”を使用しており、さらに熟成させているが特徴とのこと。
よく見てみると、無脂乳固形分や卵脂肪分など配合が多少異なります
ハーゲンダッツの開発陣は、バニラの熟成条件(温度・期間)を何度も検討し、奥深く芳醇な香りを引き出すためには6週間の熟成がベストと結論付け、かつてない上質かつ贅沢な香りを引き出すことに成功したといいます。
色合いも「熟成バニラ」のほうが濃いめ
普通の「バニラ」への絶大な信頼と人気がある分、新作への期待のハードルが高まるのは当然のこと。まずは、通常「バニラ」からいただきます。パクっとひと口。
あ~、美味しい! 安定のクオリティです。マダガスカル産レッドビーンズを使用し、濃厚で豊かな香り。ミルクの濃厚なテイストで後引く甘さも魅力ですね。
香りが華やかでゴージャスな「熟成バニラ」(食楽web)
さてお待ちかね「熟成バニラ」はと言うと、香りが本当に華やかです。パッケージに描かれた花の蜜そのものを感じられるくらいゴージャス! 例えるならラム酒のように甘く、バニラの甘さと香りの密度がグンと濃いです。
比較すると、甘さと乳のコクは通常の「バニラ」のほうが感じやすいのですが、「熟成バニラ」はバニラの豊かさをしっかり感じさせてくれた後、スッと軽やかな後味に変わっていく、そのグラデーションのような味のバランスが絶妙。うだるような暑さの日にも、さわやかに食べられそうです。
まとめ
約3年もの歳月をかけて開発された新作「熟成バニラ 芳醇な香り」は、ハーゲンダッツの「バニラ」の理想の味を崩すことなく、さらにレベルアップさせた逸品でした。みなさんもぜひ通常「バニラ」と食べ比べをして、その差を確かめてみてください。
(撮影・文◎亀井亜衣子)