日向坂46富田鈴花はスーパーフォーミュラの魅力にどハマり中!「サーキットへ行くのが月に一回のご褒美」
「アイドル界きってのモータースポーツマニア」
日向坂46・富田鈴花インタビュー前編
国内最高峰のモータースポーツカテゴリー「全日本スーパーフォーミュラ選手権」が今シーズン、より一層の注目を集めている。
全9戦の決勝レースはABEMAから無料生中継で配信され、スーパーフォーミュラの魅力をわかりやすく伝える情報番組『サーキットで会いましょう』もABEMAで放送開始。その番組でMC兼スーパーフォーミュラ広報大使を務めているのが、日向坂46の富田鈴花さんだ。
昨年のBSフジ『GO ON!NEXT〜サーキットで会いましょう〜』で番組MCを務めたことをきっかけに、モータースポーツの魅力にどっぷりとハマった富田さん。プライベートでも様々なカテゴリーのレースを観戦し、モータースポーツ関連のイベントにも足を運ぶほどだという。
「アイドル界きってのモータースポーツマニア」富田さんに、番組MCや現地レポーターとしてサーキットで取材した時のエピソードなどを語ってもらった。
◆日向坂46・富田鈴花さん「可愛すぎる」特別フォトギャラリー第2弾(33枚)>>
※ ※ ※ ※ ※
── 昨年は『GO ON!NEXT〜サーキットで会いましょう〜』で初めて番組MCを務めました。その時の感想はいかがですか?
「スーパーフォーミュラもモータースポーツ番組MCも、全部初めての状態で経験させていただきました。深夜2時や3時という夜が更けてから放送される回もありましたが、ファンの方もリアルタイムで観てくださって、本当にうれしかったです!
また、関わってくださるモータースポーツの関係者のみなさんもとても優しくて、温かみを感じる方たちばかりでした。なので、私も番組MCとして何か貢献できることはないか、と思い続けた1年でした」
── 来年も番組MCを続けたい、という想いは強くなりましたか。
「母とは『とにかく全力で全部やりきって、それが翌年につながればいいね!』と話していました。なので、まさかABEMAさんという誰もが携帯にアプリを入れて気軽に観られるテレビでやらせていただけるとは思っていなかったです。大好きなスーパーフォーミュラのレースもABEMAさんで配信が新しく始まるという......運命的なものがいろいろと重なったので、2年目に突入することができたのはとても幸せです!」
── 新番組『サーキットで会いましょう』の収録で、心がけていることはありますか?
「失礼にならない程度に、ラフな感じでドライバーのみなさんとお話したいなと思っています。もちろん私も緊張してはいるんですけど、ドライバーの方々を緊張させないよう、できるだけリラックスした雰囲気で会話のキャッチボールができたらいいなと思っています!」
── 番組ではレース情報だけでなく、次の大会に向けた観光スポットやグルメスポットも紹介していますね。
「はい! 実は最近、私がサーキットに行った時の楽しみは『現地に行った日に何を食べるか?』です(笑)。
もちろん、レースを観る楽しみが一番ですけど、それに加えてこういうグルメなどの楽しみがあるだけで『次のレースはいつかな? また行きたいな!』という気分になればいいなと。ファンのみなさんにとってサーキットへ行く楽しみをひとつでも提供できればと思っています。
私はお仕事でサーキットに行っているんですけど、周辺を観光してまわったり、ご当地グルメを食べて楽しんでいます。スーパーフォーミュラが開催される週になると、ワクワクが止まりません。今ではサーキットへ行くのが『月に1回のご褒美』みたいな感じです(笑)」
── 富田さんが今年、初めて訪れたサーキットはどこですか?
「オートポリス(大分県)です。場所的にクルマに乗って訪れるサーキットなので、鈴鹿サーキット(三重県)や富士スピードウェイ(静岡県)と比べると、混雑度も少なめで見やすい印象でした。びっくりしたのは、ピットの位置がほかのサーキットとは逆側にあったので、めちゃめちゃ新鮮でした。
あと、オートポリスに行く時に通るミルクロードが最高でした! 以前に番組で関口雄飛選手(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が紹介してくださったとおり、ミルクロードの周辺はあたり一面、本当に草でいっぱいでした(笑)。あ、大分では名産の馬刺しも食べました!
そしてもうひとつ、初めて行ったのはスポーツランドSUGO(宮城県)です。昨年からテレビで見ていて面白いサーキットだなと思っていました。
実際に行ってみると高低差がすごくて......あんなに高低差のあるサーキットは初めてでした。メインストレートも、テレビで見ていると『上がったあとはすごい下り坂になっているのかな』と思っていたんですけど、現地で見ると平坦なんです。不思議な錯覚だなと思いました。
宮城では、坪井翔選手(P.MU/CERUMO・INGING)が番組内でおすすめしてくださった牛タン専門店『司』に行きました。宮田莉朋選手(VANTELIN TEAM TOM'S)おすすめのレストラン『HACHI』も仙台駅にあってテイクアウトしました。どちらもめっちゃ美味しかったです!」
── 今ではサーキットが「富田さんの居場所のひとつ」みたいになっているようですね。
「やはり、番組用の衣装でレーシングスーツを着ていることが一番大きいかもしれません。昨年は(日向坂46の)制服でサーキットに行っていたので、周囲から浮いていないかと心配になった時もありましたけど、私用のレーシングスーツを作っていただいたので、今年はそれで毎回リポートしています。
あと、レース関係者の方々に少しずつ私のことを知っていただけるようになったのも大きいです。おかげさまで、サーキットの現場でお話させていただける機会も増えました」
── 今年はレース中継で現地リポーターにも挑戦していますね。
「そうなんです! 現地ではドライバーの方にインタビューさせていただく機会が多いんですけど、スケジュールが当日に変わるんです。これもサーキットのリアルな雰囲気なので、『これだけバタバタしているんだぞ!』というのが伝わればと思っています(苦笑)。
本当にそれだけ、みなさんは分刻み・秒刻みで準備をしてレースに臨んでいます。サーキットの1日をファンに楽しんでもらうために動いてくださっているのだと、いつもインタビューをしながら感じています」
── 生中継でのレポートなので、状況によってコメントする内容も刻々と変化しますよね?
「レースは何が起こるかわからないので、予想して事前に組み立ておいたものとはまったく違うことが起こったりします。それが難しいのですが、その反面、成長にもつながるなとも思っています。
今では『どういう感想を最後に言おうか?』『この後はどういう質問が振られそうか?』など様々な展開を想定したうえで、レースを見るようになりました。だから、自分がレースを楽しむ視点というより、どうやったら初心者ファンの方に『ここが面白かった』というのをわかっていただけるか、それを常に考えながらリポートするようにしています」
── モータースポーツへの向き合い方も変わってきました?
「はい! 昨年までは『どんどん知りたい!』という気持ちだけでいろいろ調べたりしていましたが、今年は伝える立場が変わってきたので、『自分のやるべきことを成し遂げなきゃ!』という気持ちで臨んでいます」
── 昨年から富田さんが独自で作成している選手名鑑「鈴花ノート」も、現地レポートするようになってさらに重宝しているのでは?
「今、今年バージョンに新しく作り直しています(笑)。最近は鈴花ノートにレース当日のメモを書き記して、リポートノートにもなっています。予選で起きたことなどをメモして事前にまとめておかないと、いざ話題を振られた時に対応できないので(笑)。
最近はメモをする量が一気に増えてきたので、そろそろノートを足さないといけないです。鈴花ノートは、本当にお守りのような存在。これを持っていないと不安になります」
── 富田さんにとって、モータースポーツの仕事は本当にピッタリの相性だと思います。
「モータースポーツを取り扱う番組で一番の魅力は『選手のみなさん』だと思っています。私のファンの方も番組を観てくださっていますけど、私は主役ではなく脇役。ドライバーのみなさんを引き立てて、少しでも観てもらった方に『こういうドライバーがいるんだ!』と認識していただきたいなと思っています。
あと、私がサーキットでいかに楽しそうにしているかも伝わればうれしいです。素の状態で喜んでいる姿をお見せできればと。すでに、だいぶ伝わっていると思いますが(苦笑)」
<つづく>
◆富田鈴花・後編>>マニアっぷりがすごい「ドライバー全員の無線の声も聴いています!」
◆日向坂46・富田鈴花さん「可愛すぎる」特別フォトギャラリー第2弾(33枚)>>
【profile】
富田鈴花(とたみ・すずか)
2001年1月18日生まれ、神奈川県出身。日向坂46(2期生)。星座=やぎ座。血液型=A型。身長165.5cm。SNS=インスタグラムはこちら>>
番組MCを務めるABEMA『サーキットで会いましょう』の情報はこちら>>