気温が高くなり、日差しが厳しい季節。「この時季の頭皮と髪の紫外線対策で、秋の抜け毛問題や頭皮のエイジングの速度、ダメージ具合が圧倒的に変わります!」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。今回はアラフィフの読者をモデルに、紫外線対策を教えてもらいました。

紫外線は「頭皮」にも大敵!髪の夏バテ対策

さとゆみ:暑い日が続きますね。夏バテしそう。

八木ちゃん:そうですよねー。じつは、こういう暑い時季は頭皮も髪も夏バテしやすいんです。

さとゆみ:たしかに。この時季に頭皮と髪をちゃんと守っているかどうかで、秋の抜け毛の本数が変わるといいますよね。

八木ちゃん:この時季、たまに頭皮が赤茶色くなったり、赤い斑点ができている人がいるんですが、これは頭皮がかなりお疲れモードな証拠。
頭皮は信号機と同じで、健康だったら青白く、ちょっと疲れてくると黄土色っぽくなります。赤茶色くなっているのは、かなりダメージを受けている状況なので、ケアしたいですね。

●気をつけたいポイント1:分け目をぼかす

さとゆみ:どんなことに気をつければいいですか?

八木ちゃん:まず、分け目をピシッとつけるのはNGです。

さとゆみ:これは、この間出た書籍『女の年齢は髪で決まる』でも強調しましたが、分け目をしっかりつけると、ボリュームが出ないという話はよくしますが、紫外線対策的にもよくないんですよね。

八木ちゃん:分け目がまっすぐについていると、そこだけ日やけしたり紫外線の影響を強く受けたりします。

さとゆみ:分け目をぼかす方法はいくつかありますよね。

八木ちゃん:いちばん簡単なのは手ぐしでぼかすことですね。

八木ちゃん:コームを使って分け目をジグザグにするのもいいですよ。

さとゆみ:どうしても同じ場所でぱっくり分け目がわかれてしまう人は?

八木ちゃん:無理矢理普段とは違う場所で分けて、その状態で髪を結んでしまうのもアリです。毎日同じ場所で分けていると、そこから頭皮が弱ってくるので、なるべく毎日分け目を変えましょう。

●気をつけたいポイント2:頭皮を守るアイテムを使う

さとゆみ:分け目以外にケアできる方法はありますか?
八木ちゃん:今は、頭皮や髪用の紫外線対策スプレーがたくさん出ていますので、それを使うのもおすすめです。

八木ちゃん:頭皮にも髪にも兼用できるものが便利です。

<八木さんおすすめの紫外線対策スプレー>

さとゆみ:あとは帽子をかぶったり、日傘をさしたり。これまでにご紹介した真夏のヘア対策もぜひ参考にしてください

このほかにも『女の年齢は髪で決まる』(扶桑社刊)では、大人の女性のヘア悩みが解決するテクニックをたっぷり紹介しています。