工場の建設・自動化を進めていくリアルタイムストラテジーゲーム「Factorio」を、高性能3D制作ツール「Unreal Engine 5」で3D化するファンメイドのプロジェクト「FUE5(Factorio in Unreal Engine 5)」が始動し、トレーラーが公開されました。

Alt-F4 #65 - Factorio in Unreal Engine 5

https://alt-f4.blog/ALTF4-65/#how-to-use-fue5

GitHub - FUE5BASE/FUE5: FUE5 is a fan-made project with the goal to see what would Factorio look like and behave in 3D. This project has no affiliation with the official Factorio game.

https://github.com/FUE5BASE/FUE5

FUE5 Trailer - YouTube

「我々はデザインし直した」



「Unreal Engine 5で」



現れたのは、さまざまなオブジェクトが3D化されたFactorioの世界。原油精製所や化学プラント、油井、搬送ベルト、複数のチェストなどFactorioでおなじみのアイテムがずらりと並んでいます。



ロボットが飛んでいく先には蓄電池やソーラーパネルなど。



搬送ベルト&地下ベルトで運ばれていく鉄板たち。蒸気タービンやガンタレットの姿も見えます。



電柱もしっかり登場。



駅を出発する機関車。



おびただしい数のウラン-235とウラン-238。



打ち上がるロケット。



回路も登場します。



ワームもチラリ。



このプロジェクトはすでに公開されているので、実際に導入してみます。まずは以下のリンクからFUE5プロジェクトのGitHubページにアクセスし、「Code」「Download ZIP」の順にクリックしてプロジェクトをダウンロードします。

GitHub - FUE5BASE/FUE5: FUE5 is a fan-made project with the goal to see what would Factorio look like and behave in 3D. This project has no affiliation with the official Factorio game.

https://github.com/FUE5BASE/FUE5



Factorioを立ち上げて「FUE5 Exporter」MODを導入します。前提条件としてベースとなるFactorioのバージョンが1.10以上である必要があります。



導入後はインベントリのタブ右に「E」というマークが出現するので、まずはこれをクリック。



ドラッグして3D化したい部分を選択。選択後すぐに「Export done」というログが左下に表示されます。



「\AppData\Roaming\Factorio\script-output」に「exported-entities.json」というファイルが出力されているので、これをコピー。



先ほどダウンロードしたzipファイルを解凍して「\FUE5-main\Content\MyStuff\JSON」にアクセスし、既存のjsonファイルを上書きする形でペーストします。



次にEpic Games Launcherを立ち上げてUnreal Engine 5をインストールします。「Unreal Engine」「ライブラリ」の順にクリックし、FUE5の推奨バージョンは5.1なので「Engine バージョン」右の+アイコンをクリックして旧バージョンを表示させ、「5.1.1」の「インストール」をクリックします。



チェックして「同意」をクリック。



「インストール」をクリック。



インストールが終わったら「起動」をクリック。



Unreal Engine 5が立ち上がったら「最近使用したプロジェクト」「ブラウズ」の順にクリックし、「\FUE5-main\FUE5.uproject」を指定して開きます。



しばらくすると、Factorioで選択した範囲が3D化されて表示されます。



ぐりぐりと動かして各オブジェクトを見渡せるほか、再生アイコンをクリックすればオブジェクトが動いている様子も見ることができます。



制作者は「現在、既存のシステムを使いやすく、大きな拠点でもうまく機能するように磨き上げる作業をしています。将来的にはMODを追加することも考えています」と話しています。