『劇場版ラジエーションハウス』
 - (C)2022横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会

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 窪田正孝が主演を務める映画『劇場版ラジエーションハウス』(2022)が、本日(3日)よる9時よりフジテレビ系(一部地域を除く)で地上波初放送される。

 本作は、青年漫画雑誌「グランドジャンプ」で連載中の漫画(原作:横幕智裕 漫画:モリタイシ)をドラマ化した「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜」の劇場版。写真から見えない病を見つけ出すエキスパートである診療放射線技師と放射線科医という、裏方の活躍を描く。ドラマ版は2019年4月期にシーズン1、2021年10月期に前作から2年後を描いたシーズン2がフジテレビ系・月9枠で放送された。

 劇場版の舞台は、未知の感染症がまん延する離島。放射線科医・甘春杏(本田翼)は、無医島だった離島で島民を診療してきた父が危篤との知らせを受け、島へ向かう。父の最期を看取り、父の患者たちを案じ島に1日残る杏だったが、突如、原因不明の感染症が発生。さらに大型台風が島を直撃し、孤軍奮闘することになる。そんな杏の苦境を知った放射線技師・五十嵐唯織(窪田)は、大切な仲間を守るため、そして苦しむ島民を救うためにある決断を下す。劇場版ならではのスケールアップしたチームの活躍はもちろん、アメリカ留学を72時間後に控える杏と唯織の関係の変化にも注目したい。

 監督は、『HERO』シリーズなどの鈴木雅之がドラマ版から引き続き担当し、キャストには窪田、本田をはじめ、広瀬アリス、山口紗弥加、遠藤憲一、浜野謙太、丸山智己、矢野聖人、鈴木伸之、八嶋智人、高嶋政宏(高ははしごだか)、浅野和之、和久井映見らドラマ版でのおなじみの面々が勢ぞろい。さらに、山崎育三郎と若月佑美がおなかの子の健診のために甘春総合病院へ向かう夫婦として登場するほか、杏の母役の原日出子、放射線技術会会長役の高橋克実、離島で出会う島民役のキムラ緑子らが、劇場版のオリジナルキャストとして加わっている。(高橋理久)