暑さ乗り切るアイリスオーヤマ「夏家電」を見てきた、ポータブルクーラーやファン付きウェアなど
梅雨入りしてから蒸し暑く、都心では30度を超える「真夏日」も出てきました。今回、アイリスオーヤマが2023年春に発表した新製品のなかから、サーキュレーターやファン付きウェアなど夏の時期に活躍しそうな製品をピックアップ。実際に試したようすをお届けします。
アイリスオーヤマが2023年の春に発表した新製品を体験してきました。写真は筆者が一番気に入ったファン付きウェア「クールウェアベスト」。大風量でしっかり涼めますが、ふくらみにくい形状です。ペットの散歩や買い物のときに着ていきたい!
○涼しい……のに膨らまず見た目も〇な「クールウェアベスト」
まずはアパレル用品の新製品として発売した、背中側に9枚羽根の小型ファンを搭載したファン付きウェア「クールウェアベスト」から。
2023年の新作としてグリーン系のフード付きベスト「FC23300」とグレー系のベスト「FC-23301」(フード無し)が展示されていました。市場想定価格は、どちらも容量10,000mAhのモバイルバッテリーが付属して17,380円前後です。
サイズはS・M・L・XL・3L。同梱するモバイルバッテリーを使用した場合、ベストは風量弱で約46時間、風量中で約16.5時間、風量強で約6.2時間稼働します。充電時間は約4.5時間。
フード付きベスト「FC23300」(左)とフード無しの「FC-23301」(右)
背面にはファンを2基搭載
一般的にファン付きの服は、空気を送り込むため全体的にふくらみがちですが、こちらのベストは袖周りと首回りにゆとりを持たせることで、風が抜けるため、ふくらみを抑えたところがポイントです。
脇のまわりにゆとりがあり、風が抜けていきます
肌着・シャツの上から着る形で試着してみたところ、風量強で稼働させると背中や脇、首にしっかり風を感じて涼しくなりました。運転音はハンディファンくらいでそれほど大きくありません。図書館やエレベーターなど静かな屋内で着るのには少しためらいますが、普段の買い物や野外作業なら気にせず使えそうです。
首の後ろから抜ける風を感じます
ファンは9枚羽根
右ポケット下に操作用のボタンを装備。ボタンの光り方で風量がわかります
モバイルバッテリーは内側のポケットに収納できます
○壁際5cmにピッタリ置けるポータブルクーラー
コンパクトクーラー(ICA-0301G)
続いて、室内を涼しく乗り切る製品を見ていきましょう。4月19日に発売した「コンパクトクーラー」(ICA-0301G)は、設置工事がいらない据え置き型のクーラー。浴室の脱衣所やガレージなど、エアコンの設置が難しい場所でも電源を確保できれば手軽に使えます。価格はオープン、店頭市場価格は40,000円前後です。
本体サイズはW270×D247×H498mm、重さは12.5kg。消費電力は160/190W(50Hz/60Hz)。冷風、除湿、換気の3機能を備えています。
ルーバーは約30度〜80度で自動調節できます
アイリスオーヤマの既存製品「ポータブルクーラー(IPA-2203G)」を含むポータブルクーラーは、本体の後ろに伸びた排気ダクトから、室外や隣の部屋に排気する製品が一般的です。
新製品のICA-0301Gは、温かい空気が出る排気口を本体天面の背面側に配置(背面に排気ダクトを装着しての排気にも対応)。加えて、運転時に発生する水が溜まるタンクを前側に移動したことで、排気に必要なスペースを壁際から約5cmにおさえました。壁にピタッと設置できて省スペースな点が魅力的ですね。
天面手前側の網目になっている部分から排気します
注意しておきたい点は、排気ダクトを使わない場合、天面の前側からルーバーで冷風を送る一方で、後側から温かい空気が排出されること。室外に排気しているわけではないため、部屋全体は涼しくなりにくいといいます。あくまで冷たい風を直接当たりながら涼む使い方になりそうです。
○アイリスの多彩なサーキュレーターにコードレスDCモデル登場
コードレスで使える「サーキュレーターアイ DCコードレス」(PCF-SD15CH-H)
アイリスオーヤマのサーキュレーターは、音声操作に対応したものやDCモーター搭載のものなど約70製品以上の豊富なラインナップをそろえます。販売台数は1500万台を超え、最近も順調に販売台数を伸ばしているとのこと。
前面だけでなく背面ガードも取り外せる「サーキュレーターアイ 18畳 上下左右首振りタイプ(PCF-SC15T-EC)」。市場想定価格は10,000円前後
アイリスオーヤマのサーキュレーター史上最軽量の「サーキュレーターアイ mini(PCF-SM122-W/H/P/Y/V)」(市場想定価格5,000円前後)。多彩なパステルカラーのラインナップも特徴
高い位置に設置して送風することを考慮して上下-25度〜90度の手動首振りに対応しています
展示してあった製品の中から、USB充電式で設置場所を選びにくい「サーキュレーターアイ DCコードレス(PCF-SD15CH-H)」に注目しました。市場想定価格は20,000円前後です。
PCF-SD15CH-Hは、静音性と節電効果が高いDCモーターと、2,200mAhの内蔵バッテリーを搭載し、コードレスで最大50時間連続して使えるサーキュレーター(風量1時・首振り無しの場合)。換気や室内干しで使いたい場所に置くだけと、設置の自由度が高いです。充電時間は約4時間。
搭載ポートはUSB Type-C
背面にはリモコンを設置しておけます
首振り機能は上70度の手動首振りのほか、120度の左右自動首振り機能を備えています。風量は6段階とリズムモード。本体サイズはW210×D210×H318mm、重さは1.4kg。USB Type-Cケーブル(専用)とUSBアダプターが付属します。
デスクファンとしても使えるサイズ感
○電源・水道が無い場所で使えるポータブルウォッシャー
最後は、電源や水道が無い場所でも使用できる「充電式ポータブルウォッシャー」(JPW-T81-W/H)。直販価格は21,780円で、6月23日から順次販売開始する予定の製品です。
「充電式ポータブルウォッシャー」(JPW-T81-W/H)
タンクと内蔵バッテリーが一体化した本体から伸びた、ホース先端のノズル(トリガーガン)で水を吐出する製品。タンクに水を入れておけば水道がない場所でも使えるほか、コードレスで使用可能なため、使用場所の制限が少ない点が特徴です。
ホースとトリガーガンは本体内にまとめて収納でき、車のトランクの端などへコンパクトに積んでおけます。収納時の本体サイズはW316×D216×H275mm。連続使用時間は約24分、充電時間は約2時間。最大吐出圧力は約0.7MPa、最大吐出水量は約3L/分。本体はIPX4の防滴仕様です。
ホースとトリガーガンは本体内にまとめられます
吐出量は3種類(ジェット/キリ/シャワー)。実際に水を出す様子は見られませんでしたが、使用イメージの写真を見ると、直線的なパターンから広範囲なパターンまで調節できそうです。
ジェットの吐出イメージ
キリの吐出イメージ
シャワーの吐出イメージ
給水タンク容量は8Lで、満杯の状態から水を最長約4分半連続して吐出可能です(充電時間は約2時間)。重さは約2.4kg(ホース・トリガーガン含む)と軽く、使用時は水の重さが加わりますが、満杯まで水を入れずに必要な量のみ入れれば、片手で持ちながら使えそうです。また、ホースは最大3mの長さまで伸びるため、地面に置いた状態でも広い範囲に水を撒けます。
筆者がパッと思いついた使い方はアウトドアでの利用や(手洗いや食器洗い・焚火の消化など)、車のちょっとした汚れ落としといったもの。アイリスオーヤマによると、ベランダや庭で育てている植物の水やりにもピッタリといいます。ユーザーのアイデアしだいで、かゆいところに手が届く使い方ができそうです。
アイリスオーヤマが2023年の春に発表した新製品を体験してきました。写真は筆者が一番気に入ったファン付きウェア「クールウェアベスト」。大風量でしっかり涼めますが、ふくらみにくい形状です。ペットの散歩や買い物のときに着ていきたい!
まずはアパレル用品の新製品として発売した、背中側に9枚羽根の小型ファンを搭載したファン付きウェア「クールウェアベスト」から。
2023年の新作としてグリーン系のフード付きベスト「FC23300」とグレー系のベスト「FC-23301」(フード無し)が展示されていました。市場想定価格は、どちらも容量10,000mAhのモバイルバッテリーが付属して17,380円前後です。
サイズはS・M・L・XL・3L。同梱するモバイルバッテリーを使用した場合、ベストは風量弱で約46時間、風量中で約16.5時間、風量強で約6.2時間稼働します。充電時間は約4.5時間。
フード付きベスト「FC23300」(左)とフード無しの「FC-23301」(右)
背面にはファンを2基搭載
一般的にファン付きの服は、空気を送り込むため全体的にふくらみがちですが、こちらのベストは袖周りと首回りにゆとりを持たせることで、風が抜けるため、ふくらみを抑えたところがポイントです。
脇のまわりにゆとりがあり、風が抜けていきます
肌着・シャツの上から着る形で試着してみたところ、風量強で稼働させると背中や脇、首にしっかり風を感じて涼しくなりました。運転音はハンディファンくらいでそれほど大きくありません。図書館やエレベーターなど静かな屋内で着るのには少しためらいますが、普段の買い物や野外作業なら気にせず使えそうです。
首の後ろから抜ける風を感じます
ファンは9枚羽根
右ポケット下に操作用のボタンを装備。ボタンの光り方で風量がわかります
モバイルバッテリーは内側のポケットに収納できます
○壁際5cmにピッタリ置けるポータブルクーラー
コンパクトクーラー(ICA-0301G)
続いて、室内を涼しく乗り切る製品を見ていきましょう。4月19日に発売した「コンパクトクーラー」(ICA-0301G)は、設置工事がいらない据え置き型のクーラー。浴室の脱衣所やガレージなど、エアコンの設置が難しい場所でも電源を確保できれば手軽に使えます。価格はオープン、店頭市場価格は40,000円前後です。
本体サイズはW270×D247×H498mm、重さは12.5kg。消費電力は160/190W(50Hz/60Hz)。冷風、除湿、換気の3機能を備えています。
ルーバーは約30度〜80度で自動調節できます
アイリスオーヤマの既存製品「ポータブルクーラー(IPA-2203G)」を含むポータブルクーラーは、本体の後ろに伸びた排気ダクトから、室外や隣の部屋に排気する製品が一般的です。
新製品のICA-0301Gは、温かい空気が出る排気口を本体天面の背面側に配置(背面に排気ダクトを装着しての排気にも対応)。加えて、運転時に発生する水が溜まるタンクを前側に移動したことで、排気に必要なスペースを壁際から約5cmにおさえました。壁にピタッと設置できて省スペースな点が魅力的ですね。
天面手前側の網目になっている部分から排気します
注意しておきたい点は、排気ダクトを使わない場合、天面の前側からルーバーで冷風を送る一方で、後側から温かい空気が排出されること。室外に排気しているわけではないため、部屋全体は涼しくなりにくいといいます。あくまで冷たい風を直接当たりながら涼む使い方になりそうです。
○アイリスの多彩なサーキュレーターにコードレスDCモデル登場
コードレスで使える「サーキュレーターアイ DCコードレス」(PCF-SD15CH-H)
アイリスオーヤマのサーキュレーターは、音声操作に対応したものやDCモーター搭載のものなど約70製品以上の豊富なラインナップをそろえます。販売台数は1500万台を超え、最近も順調に販売台数を伸ばしているとのこと。
前面だけでなく背面ガードも取り外せる「サーキュレーターアイ 18畳 上下左右首振りタイプ(PCF-SC15T-EC)」。市場想定価格は10,000円前後
アイリスオーヤマのサーキュレーター史上最軽量の「サーキュレーターアイ mini(PCF-SM122-W/H/P/Y/V)」(市場想定価格5,000円前後)。多彩なパステルカラーのラインナップも特徴
高い位置に設置して送風することを考慮して上下-25度〜90度の手動首振りに対応しています
展示してあった製品の中から、USB充電式で設置場所を選びにくい「サーキュレーターアイ DCコードレス(PCF-SD15CH-H)」に注目しました。市場想定価格は20,000円前後です。
PCF-SD15CH-Hは、静音性と節電効果が高いDCモーターと、2,200mAhの内蔵バッテリーを搭載し、コードレスで最大50時間連続して使えるサーキュレーター(風量1時・首振り無しの場合)。換気や室内干しで使いたい場所に置くだけと、設置の自由度が高いです。充電時間は約4時間。
搭載ポートはUSB Type-C
背面にはリモコンを設置しておけます
首振り機能は上70度の手動首振りのほか、120度の左右自動首振り機能を備えています。風量は6段階とリズムモード。本体サイズはW210×D210×H318mm、重さは1.4kg。USB Type-Cケーブル(専用)とUSBアダプターが付属します。
デスクファンとしても使えるサイズ感
○電源・水道が無い場所で使えるポータブルウォッシャー
最後は、電源や水道が無い場所でも使用できる「充電式ポータブルウォッシャー」(JPW-T81-W/H)。直販価格は21,780円で、6月23日から順次販売開始する予定の製品です。
「充電式ポータブルウォッシャー」(JPW-T81-W/H)
タンクと内蔵バッテリーが一体化した本体から伸びた、ホース先端のノズル(トリガーガン)で水を吐出する製品。タンクに水を入れておけば水道がない場所でも使えるほか、コードレスで使用可能なため、使用場所の制限が少ない点が特徴です。
ホースとトリガーガンは本体内にまとめて収納でき、車のトランクの端などへコンパクトに積んでおけます。収納時の本体サイズはW316×D216×H275mm。連続使用時間は約24分、充電時間は約2時間。最大吐出圧力は約0.7MPa、最大吐出水量は約3L/分。本体はIPX4の防滴仕様です。
ホースとトリガーガンは本体内にまとめられます
吐出量は3種類(ジェット/キリ/シャワー)。実際に水を出す様子は見られませんでしたが、使用イメージの写真を見ると、直線的なパターンから広範囲なパターンまで調節できそうです。
ジェットの吐出イメージ
キリの吐出イメージ
シャワーの吐出イメージ
給水タンク容量は8Lで、満杯の状態から水を最長約4分半連続して吐出可能です(充電時間は約2時間)。重さは約2.4kg(ホース・トリガーガン含む)と軽く、使用時は水の重さが加わりますが、満杯まで水を入れずに必要な量のみ入れれば、片手で持ちながら使えそうです。また、ホースは最大3mの長さまで伸びるため、地面に置いた状態でも広い範囲に水を撒けます。
筆者がパッと思いついた使い方はアウトドアでの利用や(手洗いや食器洗い・焚火の消化など)、車のちょっとした汚れ落としといったもの。アイリスオーヤマによると、ベランダや庭で育てている植物の水やりにもピッタリといいます。ユーザーのアイデアしだいで、かゆいところに手が届く使い方ができそうです。