ドラマ『わたしのお嫁くん』で、“家事力最強男子”の山本知博(ちひろ)を演じている高杉真宙さん。“わんこ系男子”としてSNS上で盛り上がっている高杉さんの実際の家事力は? 家事について、役づくりについてたっぷりインタビューしました。

「劇中では“家事力最強男子”として君臨したい」

波瑠さん主演の『わたしのお嫁くん』で、“家事力最強男子”の山本知博(ちひろ)を演じている高杉真宙さん。波瑠さん演じる、仕事は完璧にこなすのに家事はまるでダメな“ズボラ女子”の速見穂香(ほのか)が、会社の後輩で神レベルの家事力をもつ知博を“お嫁くん”に迎える社会派ラブコメディーです。原作は、講談社『Kiss』で連載中の柴なつみさんの同名コミック。

幼い頃から忙しい母に代わり、兄弟で家事をしてきた知博は、家事力に絶対的な自信をもっています。その家事力を武器に、憧れていた穂香の“お嫁くん”としてルームシェアを実現させるストーリー。

「じつは僕、ファンの方に『わたしのお嫁くん』の漫画を教えていただき、以前から読んでいたんです。だから、ドラマのお話をいただいたときは、ご縁を感じて、思わず『わっ!』って驚きの声が出てしまいました。しかも、“山本くん”を演じさせていただけるとは思っていなかったので、純粋にうれしかったです」

●高杉さん、家事の実力は…?

「僕自身は、家事は得意ではありません。『ここまで散らかしたらヤバい』と思ってから、部屋を片づける感じで。料理もまったくしないです。今回の撮影で一度、包丁を握ったら、周りから拍手されて、『切ることはできるんです』って答えたくらいのレベル(笑)。僕は人生であまり“最強”で生きてきたことがなくて、どちらかというと“最弱”寄りでした。だからこそ、劇中ではできるだけ“家事力最強男子”として君臨できるようにしたいと思っています」

そう語るとおり、大好きな穂香のために、かいがいしく世話をするエプロン姿の知博は、“わんこ系男子”としてSNS上で盛り上がりを見せています。

●強烈なキャラに囲まれるシーンが話題に

「知博は、人なつっこいところがあるので、速見先輩をはじめ、春日 亮先輩(佐伯大地)や同期の赤嶺麗奈さん(仁村紗和)のような全然違うタイプの人とも仲よくなれるのでしょうね。僕はかなりの人見知りなのでうらやましいです。知博を演じるにあたっては、監督からテンションを上げるようにと言われたのですが、初めはどれくらいの感覚でやっていけばよいのか悩みました。今は、『こういうときは、これくらいの表現がしたい』と、自由に演じることができるようになってきています。できるだけ、速見先輩を振り回すことを意識して演じていますね」

3人兄弟の末っ子で、個性の強い兄・正海(竹財輝之助)と薫(古川雄大)に溺愛されて育ってきた知博。イケメン3兄弟のクセが強すぎるシーンも、大きな話題になっています。

「お兄ちゃんたちが登場すると、迫力満点で画ヂカラがすごいんです。お2人との共演シーンは、とても楽しくて、強烈だからこそ心躍ります。こちらもぜひ楽しんでください」

 

発売中のESSE7月号には、高杉さんのインタビューのほか、速見穂香役を演じる波瑠さんのインタビューも掲載しています。