キッチン掃除の「正解」。シンクのほとんどの汚れは食器洗い洗剤でOK
梅雨どきのキッチンはイヤなにおいやカビとの戦い。ここでは、家事代行サービス「タスカジ」のベテラン家政婦みけままさんに、食中毒予防にもなる、梅雨のキッチンの掃除方法を教えてもらいました。
梅雨どきのキッチン掃除の「正解」
食材を扱うシンク回りや冷蔵庫は、この時期重点的にケアしてカビや雑菌、においを除去。食中毒予防にもなります。
●におい・カビを発生させないためにやることチェックリスト
<毎日やること>
□シンクを食器用洗剤で洗う
□シンクの水滴をふき上げる
<週2、3回はやること>
□ゴミ袋の底に重曹をふる
→要チェック!:ゴミ箱の底には紙袋を敷いておくと安心
「生ゴミを捨てるゴミ箱の底に紙袋を敷いておくと、万一ゴミ袋が破れて液漏れしても、吸水して汚れの防止になります」
<週1回はやること>
□クエン酸スプレーで水アカを落とす
<シーズン1回はやること>
□換気扇のフィルター掃除
●<台所用塩素系漂白剤>排水口回りの小物はまとめてつけおき
排水口のフタやゴミ受けなどの汚れは、洗いオケにまとめてつけおき。「台所用塩素系漂白剤を表示どおりに薄め、1〜2時間つけおくと、さっぱりします」
●シンクのほとんどの汚れは食器洗い洗剤でOK!
シンクのカビは、ほとんどが汚れの上に生えたもの。「カビ取り剤を使わずとも、スポンジと食器洗い用洗剤でこすれば落とせます。なにより毎日のちょこちょこ掃除が大事!」
●<カビ取り剤>冷蔵庫のパッキンのカビは古歯ブラシに洗剤をつけて
汚れがたまりやすい冷蔵庫のパッキン。「先に乾いた古歯ブラシでゴミを取り除き、カビが生えた部分は、古歯ブラシに少量のカビ取り剤をつけてそっと塗ります。10分放置後、濡らしたぺーパータオルでふき取って」
●冷蔵庫のモワッとしたにおいは脱臭剤やコーヒーカスで消臭
冷蔵庫の中のにおい防止には、脱臭剤を使うのが効果的。「市販のものを使うか、コーヒーカスを乾燥させたものでもOK。皿か不織布の袋などに入れ、冷蔵庫内の棚に置くだけ」
→要チェック!:残ったおかずは保存容器に入れるとにおい防止に!
「お皿にラップをかけて残り物を保存すると、冷蔵庫内ににおいが残る原因に。保存容器を使いましょう」
●<カビ取り剤>蛇口の根元や継ぎ目のカビは5分放置
シンクの蛇口の根元や、カウンターとの継ぎ目についたカビは、直接カビ取り剤をスプレーし、スポンジなどで軽く広げて。「約5分おいたら水で洗い流しましょう」
塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある場合は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。混ぜるのはもちろん、酸性洗剤の直後に使うのも避けてください。また、特集内で紹介している洗剤のなかには、建材や設備機器、家具によっては使用できないものが含まれている場合があります。建材や設備機器の取り扱い説明書、また洗剤の注意書きを確認してから使用してください。各種洗剤を使用する際はゴム手袋を、目より高い位置で塩素系漂白剤を使用する際はゴーグルを着用してください。
発売中のESSE7月号には、梅雨のカビ・におい対策が掲載されています。傷みにくい弁当のコツも。