「服はあるのに、着たい服がない」を解消。似合うアイテムだけ残す最初のステップ
クローゼットは服であふれているのに、なぜか着たい服が見つからない…。そんなお悩みを一気に解決するクローゼット整理術を洋服のプロ・霜鳥まき子さんが指南します!
実況中継つき!“服捨て”レッスン。今の自分に合う服に絞れば、おしゃれはもっと楽しくなる
「服はあるのに、どれを着たらいいのかわからない…」。そんな悩みを抱える人の多くは、「服の持ちすぎが原因」と話すのは、スタイリストの霜鳥まき子さん。
「把握できない量の服がクローゼットにあると着たい服が見つけられず、コーディネートを考えるのもおっくうに。それに、ライフスタイルや体型の変化で必要な服は変わるもの。不要な服を手放し、今の自分に合う服に絞れば、もっとおしゃれが楽しくなりますよ」
今回は、もともとおしゃれが大好きなものの「最近、服選びが難しくて…」という寺嶋千鶴さんが、霜鳥さんのアドバイスをもとに“服捨て”を実践。ステップに沿って進めれば、見るたびに気分が上がる、“すっきりクローゼット”が手に入ります!
<STEP1>着るシーンと好きなテイストを考える
まずは好きなテイストを固めることからスタート。把握できる数を知ることが、使えるクローゼットをつくる第一歩です。
●どんな洋服が必要か、日常のシーンを振り返ろう
今の自分はどんな服が必要なのか、普段の過ごし方を振り返ってみましょう。「きれいめとカジュアルのどちらを着る機会が多いのか考えてみて」(霜鳥さん)。
寺嶋さんの場合はきれいめ8:カジュアル2の割合に。
【きれいめ】
・仕事(パート)に行く
・学校の行事に参加する
・街でのショッピング
・友達とのお出かけ
【カジュアル】
・犬の散歩
・アウトドアキャンプ
・子どもと公園遊び
<春夏の目標適正量>
最終的に目指したい、春夏の適正量はこちら。
「じつはこれくらいの量で十分なんです。持っている服が多い人は1回の服捨てでここまで絞らなくてもOK。数回に分けて減らしましょう」
●「こうなりたい!」のイメージを絞れば服のテイストはまとまる
おしゃれが楽しくなるクローゼットをつくるには、服のテイストを絞ることが重要。
「『なりたい自分』をイメージすると、残すべき服が見えてきます。雑誌やインスタで見た憧れの人を参考にするのも手」
・なりたいイメージに近い人を2人くらい挙げてみよう
80代インスタグラマー木村眞由美さん
約10万人のフォロワーをもつ85歳のインスタグラマー。「自由な色使いや遊び心のあるコーディネートが好き」(寺嶋さん)
オードリー・ヘップバーン
時代を超えて愛される、オードリーのレディライクなきちんと感のある着こなしは、寺嶋さんにとっても「永遠の憧れです」とのこと。
<STEP2>全部出してアイテムごとに分ける
好きなテイストを決めたら、次は現状の確認を。
●持っている洋服の量をアイテムごとに把握しよう
手持ちの服の数を把握するため、まずはすべてのアイテムをクローゼットから出し、床に並べてみましょう。「ジャンルごとに分類することで、アイテムのかたよりや自分の好みがわかります」(霜鳥さん)
<オフシーズンのものは着手しなくてOK!>
1年分の服を一気に整理するのは大変! 「オフシーズンのものはいったん置いておき、オンシーズンの服から着手するとスムーズです」