「お風呂がくさい」「いつの間にか黒カビ」に効く掃除テク。浴室がすっきり快適に
お風呂場はいつでも清潔に保っておきたい場所。とはいえ、ジメジメと湿気が多い日が続く梅雨の時期は掃除の悩みもつきないですよね…。そこで、家事代行サービス「タスカジ」のみけままさんに、カビに負けないお風呂掃除のやり方を教えてもらいました。
梅雨どきの正しいお風呂掃除
毎日水浸しになるお風呂は、家じゅうでもっともカビが生えやすい場所。ピンクカビが発生したら要注意サインです。
●におい・カビを発生させないためにやることチェックリスト
<毎日やること>
□浴室内の水滴をふき上げる
OR
□50℃程度の熱い湯を浴室内にゆっくりかける
□排水口のカバーをあける
<週2、3回はやること>
□排水口のゴミを取り除き、カビ取り剤をかけてすすぐ
→要チェック!;浴槽側のゴミ取りも忘れずに!
浴槽の中の排水口掃除も忘れずに。「栓を外し、古歯ブラシか綿棒でゴミを取り除いてからカビ取り剤をスプレーし、水で流して」
<週1回はやること>
□浴室乾燥機のフィルターのホコリを取り除く
□ドアの通気口のホコリを取り除く
→要チェック!:浴室乾燥機を頻繁に使う人はこまめにフィルターの確認を
洗濯物を浴室乾燥する人は、フィルターに繊維やホコリがたまりがち。「週1回、乾いたクロスでホコリを払って」
<シーズン1回はやること>
□窓のパッキンのカビを確認
□カビ取り掃除後に防カビくん煙剤をたく
●<台所用塩素系漂白剤>ゴムパッキンの強力なカビはペーストを塗って放置
カビ取り剤で落ちないガンコなカビは、台所用塩素系漂白剤と片栗粉でペーストをつくり、古歯ブラシでそっと塗布。「ペーストの上からラップをし、数時間〜ひと晩放置して洗い流します。つけおき前に液ダレした部分は、濡らしたペーパータオルなどでふき取って」
<ペーストの配合は…>
台所用塩素系漂白剤1:片栗粉1
台所用塩素系漂白剤と片栗粉を1対1の割合でよく混ぜ、液ダレしにくいかたさにする。
●<カビ取り剤>天井と壁の高い位置のカビはフロアワイパーで液ダレ防止
水に浸しかたく絞ったクロスをフロアワイパーにつけ、カビ取り剤を2、3回スプレー。「ゴム手袋をはめた手でクロスに塗りのばし、壁や天井のカビをふいて約30分放置します」
●<カビ取り剤>壁の低いところや床はスプレーするだけ
目線より低い位置の壁や床にカビを見つけたら、カビ取り剤を直接スプレーして約10分放置し、水で流します。「落ちきらない場合は一度からぶきしてから、再度繰り返して」
●<カビ取り剤>イスやボトルの裏についたカビも逃さず退治!
浴室のイス裏や床との接地面は、カビ取り剤をスプレーして約10分放置し、水で洗い流します。「シャンプーボトルやカウンター裏などのカビも見逃さず、同様に退治しましょう」
●<台所用塩素系漂白剤>シャワーヘッドはつけおきしてカビとくすみを落とす
ヘッド全体が汚れているなら、洗面器などに台所用塩素系漂白剤を2倍の水で薄めて入れ、約30分つけおきして洗い流します。「部分的なカビなら、カビ取り剤を使っても」
塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある場合は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。混ぜるのはもちろん、酸性洗剤の直後に使うのも避けてください。また、特集内で紹介している洗剤のなかには、建材や設備機器、家具によっては使用できないものが含まれている場合があります。建材や設備機器の取り扱い説明書、また洗剤の注意書きを確認してから使用してください。各種洗剤を使用する際はゴム手袋を、目より高い位置で塩素系漂白剤を使用する際はゴーグルを着用してください。
発売中のESSE7月号には、梅雨のカビ・におい対策が掲載されています。 傷みにくい弁当のコツも。