老後資金はいくら備えておけばいいのか、漠然とした不安を抱える人は多いもの。48歳でひとり暮らしのトモさんは、3年前にがんの手術をしたことを機に、老後資金を増やしたいと考えるように。「働かなくてもいい暮らし」を目標に生活費を無理なく抑え、趣味を満喫しながら暮らしています。

『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、トモさんの節約の工夫を紹介。同書の記事を抜粋し、トモさんの節約しながらも趣味を楽しむ週末のルーティンを紹介します。

【写真】公園でキャンプご飯が楽しい

48歳ひとり暮らし。週末の「節約ルーティン」

週末はキャンプや趣味を全力で楽しむ時間。お金をかけるところ・節約するところのメリハリをつけて、ローコストでも高い満足度を追求します。

<6:30起床>

●起きてすぐ部屋をモップがけ

掃除は週末にまとめています。「ホコリが立たないよう、起きてすぐにモップがけ。以前は4週間ごとに1000円のモップレンタルサービスを利用していましたが、今は800円のモップを3か月に1回交換しています」

使用頻度の高いものは大容量をおトクなタイミングで購入。5リットルの洗濯用洗剤は、楽天の「お買い物マラソン」で買い、獲得ポイントアップ。

●クルマは手放し、移動は徒歩や公共交通機関

トモさんの住む地方は1人1台が基本のクルマ社会。「でも、維持費がかかるため、ローン返済に迫られて手放しました。数年前に再び購入しましたが2年でクルマなし生活を再開。キャンプに行くときもキャリーケースに道具を詰めてバスや電車で移動します」

<12:00昼食>

●近所の公園でチェアリング

遠方にキャンプに行けないときはアウトドア用のイスを公園に持ち込んで「チェアリング」を楽しみます。

「公園にはトイレや水道もあって快適だし、緑が豊かで森林浴のようで気持ちいい! 缶詰を使ったキャンプめしでレジャー気分を味わいます」

<“べランピング”ならさらにお手軽!>

ベランダにアウトドア用チェアやレジャーシートを置き、食事やお酒を楽しむ“べランピング”でも開放感は十分。

「わが家のベランダは道路に面しているのでイヤホンで環境音を聞き、クルマの音を遮っています。部屋のグリーンをベランダに移すだけでも雰囲気が出ますよ」

発売中の『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、ほかにも、団地や賃貸住宅、年金生活など、さまざまな暮らし方や年齢のお金上手を取材。小さくても豊かな生活の工夫や、おトクな制度、老後資金の備え方などが1冊でわかります。