東京株式(前引け)=大幅続伸、欧米株高受けリスクオンの流れ加速

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 29日前引けの日経平均株価は前営業日比409円53銭高の3万1325円84銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億325万株、売買代金概算は1兆7636億円。値上がり銘柄数は1423、対して値下がり銘柄数は333、変わらずは79銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、主力株を中心に幅広い銘柄に買いが入り日経平均株価は一時650円近い上昇をみせる場面があった。前週末の欧州株市場が全面高だったことを受け、リスクオンの流れが加速した。外国為替市場で円安が進んだことも好感された。個別株は引き続き半導体関連が買われ全体相場を牽引しているが、きょうは中小型株にも物色の矛先が向かい、値上がり銘柄数はプライム市場全体の78%を占めた。売買代金は1兆7000億円台と高水準。

 個別ではアドバンテスト<6857.T>が大商いで値を飛ばしているほか、ソシオネクスト<6526.T>も大幅高に買われる人気となった。ソフトバンクグループ<9984.T>が高く、三菱商事<8058.T>など総合商社株も物色人気。PHCホールディングス<6523.T>、ワイエイシイホールディングス<6298.T>が急騰、リョーサン<8140.T>も値を飛ばした。半面、レーザーテック<6920.T>が朝高後に値を消し、JR東日本<9020.T>、資生堂<4911.T>なども冴えない。日本ペイントホールディングス<4612.T>なども軟調。

出所:MINKABU PRESS