日本人の足元を支える両ブランドが共鳴。極上の履き心地を誇るオールレザー製雪駄「marso」
日本伝統の履物である雪駄。開放感があり、通気性に優れ、多湿の日本に適した履物として長年愛されてきました。そんな雪駄を作り続けて60年になる奈良県のメーカー・丸宗と、国産スニーカーブランド・blueover(ブルーオーバー)が、互いのモノづくりの姿勢に共鳴し、雪駄の伝統を継承すべく、雪駄とサンダルを掛け合わせた「marso(マルソー)」(1万5400円〜)を開発。
両ブランドの技術力と上質な素材を生かした履き心地バツグンの新しい雪駄は、浴衣や甚平の足元にはもちろん、普段着に合わせてコーディネイトするのもアリです。
日本に伝わる技術を大切にし、素材の選定から製造にいたるまでできるかぎり国内で行うブルーオーバーが、今回タッグを組んだのが丸宗。
分業体制が一般的な雪駄業界では珍しく、雪駄の伝統を継承するため一貫生産できる自社工場を設置し、カスタムオーダー雪駄ブランド「雪未踏(ゆきみとう)」を実現しています。
▲「レザーモデル」
「marso」では、アッパーとフットベッドの素材が異なる「レザーモデル」(1万7600円)と「ジュートモデル」(1万5400円)の2タイプをラインナップ。足当たりの良さを実現するポイントが、職人の手でひとつずつ作られた鼻緒で、芯材の周りに綿を仕込むことで、長時間履き続けても足が痛くなりにくいのが特徴です。
「レザーモデル」は、レザーで有名な姫路の老舗タンナーの倉庫に眠っていた品質に問題のないカーフレザーを全面に採用。上質でありながら価格を抑えています。
また、フットベットに、ブルーオーバーが実際にサンダルに使用している低反発ウレタンを挟み込んだ底面ゲージを採用しており、履いた際にふわりとした履き心地を生み出しています。
ソールは、スニーカーやスポサンなどで使用するシャークソールを10mm厚に設計し、あえて傾斜版をつけないドロップレスにすることでサンダルに近い印象に仕上げています。
レザーモデルのカラーはブラック、チョコの2色展開。
▲「ジュートモデル」
「ジュートモデル」は、雪駄の定番素材であるジュートをフットベットに使用し、足当たりのいいラッセル生地をダブルにした鼻緒を組み合わせ、古き良き雪駄の佇まいを色濃く残しています。
雪未踏のオンラインストアでは、より雪駄に近い仕様にカスタムオーダーも可能。
これまで雪駄に馴染みがなかった人も、雪駄とサンダルのハイブリットな「marso」をファッションアイテムとして取り入れてみてはいかがでしょう?
>> blueover
<文/&GP>
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