アイドルグループ・Sexy Zoneの松島聡が主演を務める、テレビ朝日系ドラマ『帰ってきたぞよ! コタローは1人暮らし』のスピンオフ作品『佑どののジブン探し』が13日の本編第5話放送終了後から、TELASA(テラサ)で配信されることが決定した。

『佑どののジブン探し』=テレビ朝日提供

累計発行部数170万部を突破した津村マミ氏の人気コミック『コタローは1人暮らし』を映像化する同作は、横山演じる売れない漫画家・狩野進と、川原瑛都演じる訳アリな1人暮らし少年・さとうコタローの物語。2021年4月期に放送されたドラマの続編が現在放送されている。

松島演じるコタローの親友・岩永佑は、同じ児童養護施設で育ったコタローを何かと気にかけ、今でもアパートの清水を訪ねている。自分の仕事にやりがいや誇りを見つけることができずにいた佑だったが、「施設を出て働いてお金を稼ぎ、自分の力で生活をしているのはすごい」というコタローの言葉に励まされ、ようやく自分にも自信を持てるように。スピンオフドラマ『佑どののジブン探し』では佑にスポットを当て、どんな背景を持ってどんな人々と関わって生きてきたのか、本編では描かれたことのないストーリーが明らかになり、徐々に自分のやりたいことを探し始めた佑がさらなる“自分探し”へと歩みを進めていく姿をハートフルに描く。

ある日、佑とコタローのもとに施設時代の友人・亮太が訪ねてくる。「俺、結婚する」と宣言し、2人に結婚式の招待状を手渡した亮太。コタローには“フラワーボーイ”を、そして佑には“友人代表のスピーチ”を頼みたいと話す。コタローとともに大役を引き受けた佑は仕事の合間を縫ってスピーチの練習を始めるが、慣れない場と心の内に秘めたある思いから、なかなか上手く進められない。

松島にとって初めてのスピンオフドラマ主演となる今作。制作が決まったときには「夢が叶ったと思ってうれしかった」と喜びをあらわに。「これまで見せてこなかった表情や、気持ちの表現などもしっかりできたら」と意気込みつつ、「皆さんには、より佑という人物を好きになってもらえると思います」と力を込めた。

■松島聡(岩永佑・役)コメント

――スピンオフドラマ『佑どののジブン探し』が決まったときのお気持ちは?

スピンオフドラマをやらせていただくと聞いたときは、また1つ夢が叶ったなと思ってすごくうれしかったです! 初めてのスピンオフドラマ主演になるのですが、周りの方々がみんな自分のことのように喜んでくれてありがたいです。

――実際に台本を読んでみて、いかがでしたか?

『佑どののジブン探し』は、本編の『帰ってきたぞよ! コタローは1人暮らし』ではそこまで深く描かれていない岩永佑の人柄や、どういう人生を歩んできたのかという背景が、垣間見える物語です。本編はコタローが狩野をはじめとする色んな人と関わって一緒に成長していくという物語ですが、このスピンオフでは佑がコタローやいろんな住人の人たちに支えられて、力をもらって成長していきます。

――撮影も少しずつ始まっていますが、楽しみにしているシーンなどはありますか?

やはり結婚式でのスピーチのシーンですね。佑が自分の気持ちを素直に亮太に伝えるという大事なシーンですし、そこに至るまでにコタローや美月さん(山本舞香)、田丸さん(生瀬勝久)からもらった温かい言葉を思い出しながら……という大事なシーンなので、僕も真剣に佑に向き合ってお芝居をしたいなと思っています。

――松島さんご自身が力をもらったり、温かい言葉をもらったりという体験は?

やはりSexy Zoneのメンバーは絶対的な心の拠りどころですね。そしてファンの皆さん。僕らがやる1つひとつのお仕事に対していろんな評価をしてくださって、そのエネルギーや見えない波動をいつももらっています。前回の『コタローは1人暮らし』のときも、ドラマ出演を僕以上に喜んでくれて、そのときにいただいたメッセージとかもいまだにうれしいなって思います。メンバーやファンの皆さん、そしてスタッフさん……こういうお仕事なのでいろんなサポートをいただいて、それがいつも活力になっています。

――ではあらためて『佑どののジブン探し』への意気込みとメッセージをお願いします。

初めてのスピンオフ主演でものすごく肩に力が入っているんですけど、現場では共演者の皆さんが温かく迎えてくださって、ハードな撮影の中ではありますが、素敵な環境の中でやらせていただいています。『コタローは1人暮らし』はとてもハートフルなお話ですが、この『佑どののジブン探し』もとても温かくて優しいお話。佑自身についても、本編では出てこなかったようなセンシティブな部分に触れてくる瞬間も出てきますので、これまで見せてこなかった表情や、気持ちの表現などもしっかりできたらと思います。皆さんには、より佑という人物を好きになってもらえると思いますし、僕自身もさらに厚みを増したお芝居ができたらいいなと思っています。最後まで全力で頑張りますので、僕自身と佑を応援していただけたらうれしいです。バイブス!