住友商が大幅高で高値更新、自社株買い・消却と増配計画を好感

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 住友商事<8053.T>が後場に急伸し、高値を更新した。この日、23年3月期の連結決算とともに、自社株買いと消却の実施を発表した。更に今期の年間配当を前期比5円増配の120円とする計画を示し、好感されたようだ。

 同社は取得総数1200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の約1.0%)、取得総額200億円を上限とする自社株買いを5月10日から6月9日の間に実施する。取得した株式の全数を7月24日に消却する予定。

 23年3月期の連結決算は、最終利益が前の期比21.9%増の5651億7800万円だった。北米鋼管事業や資源・エネルギートレードが好調に推移。資源価格の上昇や、前の期に航空機リース事業でロシア・ウクライナ関連の損失を計上した反動もあって、業績は計画を上振れて着地した。24年3月期の最終利益は前期比15.1%減の4800億円を見込む。

出所:MINKABU PRESS