レーザーテクは売り買い交錯、フシ目の2万円大台攻防で正念場

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 レーザーテック<6920.T>は売り買い交錯の展開。4月中旬以降は下値模索の動きを強めているが、きょうはやや買い優勢でフシ目の2万円大台攻防の様相をみせている。仮に2万円大台を割り込むと昨年10月下旬ザラ場以来、約半年ぶりとなる。ここ日米ともに半導体関連の主力銘柄への売り圧力が強まっている。半導体市況は在庫整理が進んでいるものの依然供給過剰感が拭えず、半導体設備投資需要の減速が意識されている。米国では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が中長期波動の分水嶺である75日移動平均線との上方カイ離が解消された状況にあり、トレンド転換の正念場を迎えている。東京市場でも同社株をはじめ半導体製造装置メーカーの主力どころには機関投資家とみられる継続的な売りが観測される。

出所:MINKABU PRESS