市貝町は14日、地域ぐるみで有機農業の推進に取り組む「オーガニックビレッジ」を宣言しました。栃木県内では、小山市に続き2市町目になります。

 オーガニックビレッジは、農林水産省のみどりの食糧システム戦略を踏まえて、生産から消費まで地域ぐるみで、有機農業に取り組む市町村のこと。実施計画を策定して宣言を行うと、交付金が受けられます。

 市貝町は昨年度、有機農業実施計画を策定し、推進組織として町オーガニックビレッジ協議会を設立しました。14日は県庁で会見を開き、入野正明町長が「有機農業を強力に推進し地球温暖化の緩和に貢献する」と宣言をしました。

 実施計画は今年度からの5年間で、重要施策の1番目に有機農業に関する意識改革と町を挙げた雰囲気づくりを打ち出しています。初年度の事業として、有機野菜を使った学校給食を行うことにしていて、1回目は7月に野菜カレーの予定です。

 この日は塩谷町でもオーガニックビレッジ宣言を行っていて、県内で宣言しているのは3つの市と町となりました。