主食であるコメや農業への理解を深め、大切さを知ってもらおうとJAかみつがが13日、鹿沼市内の小学校にバケツ稲づくりセットを寄贈しました。

 バケツでコメを育てるバケツ稲の栽培は、子どもたちに主食であるコメに興味と理解を深めてもらおうという、JAグループ栃木の「みんなのよい食プロジェクト」のひとつ。実際に稲を種もみから栽培し、収穫して食べるまでを体験してもらうものです。

 今年度は、JAかみつが管内の9つの小学校で栽培に挑戦することになっていて、13日は鹿沼市久野の清州第一小学校で贈呈式が行われました。

 贈呈式では、青木孝雄組合長が「稲は半年かかって大きく育ちます。一緒に育ててください」と子どもたちに呼びかけました。

 それに対し、児童を代表してセットを受け取った6年生大貫凛さんは「頑張って育てます」と決意を述べました。清州第一小学校では5、6年生9人がバケツ稲を育てます。

 セットには種もみや肥料が入っていてJAかみつがの担当者によりますと、バケツで小さな水田を作って育てひとつかみのコメが収穫できるということです。