西日本から北日本の広い範囲で13日も黄砂が観測されました。観測点のある東京都心でも2年ぶりに観測されたということです。

 午前9時半ごろ、宇都宮市内のお天気カメラから見た映像です。霞がかったようになり日光連山も見えませんでした。

 気象庁によりますと宇都宮に黄砂の観測点はありませんが、午前9時の時点で、宇都宮は水平方向に見通しが利く距離=「視程」が15キロだったということです。

 屋外に止めてあった車などにも黄砂が付着しました。

 関東地方で唯一の観測点がある東京では、13日午前6時30分に黄砂が観測されました。

 視程は5キロ未満になると交通への障害が発生する恐れが出てきますが、東京ではこの時点で10キロ以上でした。

 東京での観測は2021年5月8日以来、およそ2年ぶりです。

 中国では今年、例年よりも多く大規模な黄砂が観測されています。