大田原市のなかがわ水遊園では生き物の体の動きや体の色といった特性を活用してつくられたロボットなどを紹介する企画展が開かれています。

 展示されている海を泳ぐエイの動きをヒントに宇都宮大学が開発した水中ロボットは大きなひれを羽ばたかせる動きで静かに水中を移動することができるため音に敏感な生き物の調査で活躍が期待されます。

 この企画展では大手企業から地元の大学まで合わせて26団体の協力で生き物を参考にして作られた製品や技術を紹介するとともに不思議な力を持つ約330匹が展示されています。

 ヤモリが壁に張り付く特性に着目して開発されたはがしやすい粘着テープ。ヘビ型のロボットは人間が入ることができない狭く入り組んだ 特殊な工事現場などで活躍しています。

 また、今回から体験展示も復活し水の抵抗を減らす仕組みが競泳用の水着に応用された鮫の皮膚に触れることができます。

 この企画展は5月7日まで開かれています。