鹿沼市に本社を置く歯科用ドリル世界トップシェアのナカニシが組み立て工程の新しい工場を建設することになり12日、建設予定地で起工式が行われました。

 新工場の起工式には中西英一社長や末永洋之副知事鹿沼市の佐藤信市長など約40人が出席し工事の安全を祈りました。

 歯を削るドリルなど歯科用回転機器で世界シェアトップのナカニシはコロナ禍を機に世界的に高まった需要に対応するため、去年(2022年)、部品加工の新工場を稼働させました。

 それに伴い、加工後の工程となる組み立てや完成品の保管能力の強化が必要になったことから別の新工場を建設することになったということです。

 投資金額は約85億円、延べ床面積は約2万平方メートルで組み立てエリアや倉庫などの面積が最大でこれまでの2倍になります。生産能力は去年完成した部品工場とあわせこれまでの1.8倍を見込んでいるということです。

 新工場は2025年12月に操業を開始する予定です。