小中学校4校が統合して今年度(2023年度)開校した、那須塩原市の義務教育学校で11日、1年生と7年生の入学式が行われました。

 那須塩原市の箒根地区では、生徒や児童の減少に伴い箒根中学校と関谷、横林、大貫の3つの小学校が統合して今年度、小中一貫教育の義務教育学校「箒根学園」として開校しました。

 この日は、1年生31人と中学1年生に当たる7年生24人が、入学式に臨みました。式では前日に始業式を行った在校生たちの拍手に迎えられ、7年生と1年生が手をつないで入場しました。

 担任から全員の名前が一人ずつ呼びあげらえると、新入生たちは起立して「ハイ」と元気な返事をしました。

 山本幸子校長は「友達一人一人を大切にして生活し、これからみんなで仲良く一緒に頑張っていきましょう」と式辞を述べました。

 続いて、箒根学園の初代児童生徒会長になった、9年生の山本和奏さんが「1年生は経験できるすべてのことを楽しんで、7年生は私たちが学校生活をサポートするのでついてきてくれるとうれしいです」と歓迎の言葉を述べました。

 最後に、全校児童生徒240人で新しくできた校歌を歌い、新たな学校生活の始まりに胸をはずませていました。

 箒根学園は12日に開校式を行って、一般にもお披露目をし本格的なスタートを切ることになります。