Android TV搭載&AirPlayにも対応&バッテリー駆動可能なBenQのモバイルプロジェクター「GV11」を使ってみたよレビュー
2022年11月にBenQから発売されたモバイルプロジェクター「GV11」はAndroid TVドングルを内蔵することで、手軽にYouTubeやAmazon Prime Videoなどの映像コンテンツを楽しむことができます。そんなGV11が編集部にやってきたので、外観チェックとセットアップに続き、今回は実際に使用してみました。
天井投影可能なモバイルプロジェクター | GV11 | ベンキュージャパン
GV11の外観や付属品については以下の記事でまとめています。
壁も天井も場所を選ばず投影できて持ち運びも簡単なAndoroid TV搭載プロジェクター「GV11」外観レビュー - GIGAZINE
また、以下の記事ではGV11をセットアップする手順をまとめています。今回は実際にGV11を使って各種便利機能や楽しめるコンテンツを確認してみます。
Android TV搭載で手軽に設置できるBenQの小型プロジェクター「GV11」をセットアップしてみた - GIGAZINE
・目次
◆1:設置&リモコン操作の確認
◆2:スマートフォンからコンテンツを転送
◆3:HDMIでPCの映像を投影
◆4:USBメモリに保存したコンテンツを視聴
◆5:天井への投影
◆6:Bluetoothスピーカー
◆7:バッテリー駆動も可能
◆1:設置&リモコン操作の確認
まずはGV11の設置場所を決めていきます。今回は白い壁面に向けて投影します。
BenQによると、80インチの場合、平均投写距離は約2303mmとのことなので、今回は壁から約2m30cm離れた位置に設置。ちなみに、BenQが推奨する最短の設置距離は平均864mmで、その際の投影サイズは30インチです。
部屋を暗くして電源を入れると、ホーム画面が表示されます。
付属のリモコンを使えば、十字キーやショートカットボタンから各種サービスを利用可能。また、マイクボタンを押すとGoogleアシスタントが起動し、音声操作を実行できます。
例えば、リモコンのマイクボタンを押してから「YouTube GIGAZINE」と話すと、自動でYouTubeからGIGAZINEのムービーを探してくれます。
あとは検索結果の候補から好きなムービーを選べばOK。
これで、YouTubeムービーを視聴できます。
◆2:スマートフォンからコンテンツを転送
また、GV11に内蔵されている「Chromecast Built-in」機能を使えばChromecastとして楽しむことも可能です。例えば、AndroidスマートフォンのYouTubeアプリで視聴中のムービーを転送する手順はこんな感じ。まず、ムービー視聴中に右上の「キャストアイコン」をタップ。
キャスト先から「QS01」を選択。
すると、スマートフォンで再生中のムービーがプロジェクターに映し出されました。GV11はAppleのAirPlayにも対応しているので、iPhoneやiPad、Macからもコンテンツを転送できます。
◆3:HDMIでPCの映像を投影
もちろん、GV11を純粋なモバイルプロジェクターとして利用することも可能。本体とPCをHDMIケーブルでつなぎます。
すると、PCの画面がスクリーンに投影されます。PCだけでなく、ゲーム機を接続することも可能です。
◆4:USBメモリに保存したコンテンツを視聴
GV11では、USBメモリを挿入してコンテンツを再生することもできます。
フラッシュドライブが読み込まれると、ビデオや音楽、画像の選択画面に移行します。
一覧からコンテンツを選択すれば即座に再生可能。
音楽ファイルも再生可能です。
GV11の周囲を周りながら音の聞こえ方を確認してみました。スピーカーから全方位に音が放たれているので、360度どの位置から聞いても同じようなサウンドを楽しめます。
BenQのモバイルプロジェクター「GV11」のサウンドはこんな感じ - YouTube
楽曲:Falcom Sound Team JDK「GENESIS BEYOND THE BEGINNING OPENING VERSION」 from イース・オリジン オリジナル・サウンドトラック
◆5:天井への投影
QV11には天井投影機能も搭載されています。天井に映像を投影するには、QV11を以下のように倒すだけでOK。映像のゆがみ補正は自動で行われます。
天井に投影するとこんな感じ。横になって映画鑑賞したい際や、壁が狭くて投影できないそうに便利そうです。
◆6:Bluetoothスピーカー
GV11はBluetoothスピーカーとしても使えます。スマートフォンからの操作手順は以下の通り。まず、Bluetoothの設定画面を開き、接続候補一覧から「QS01」を選択します。
すると、6桁のペア設定コードが表示されます。
プロジェクターから投影されている6桁のパスキーと相違ないことを確認します。
スマートフォンの「ペア設定する」をタップするとペアリングできます。
◆7:バッテリー駆動も可能
GV11にはバッテリーが内蔵されており、電源コードを接続しなくとも最長160分間ムービー視聴可能です。このため、電源を用意できない状況でも映像コンテンツや音楽などを楽しめます。
GV11は、Android TVドングルのQS01を内蔵することでYouTubeをはじめとするアプリを簡単に使える他、スタンド込みで948gという軽量ボディで持ち運びに便利。また、天井への投影や自動ゆがみ補正で手軽にホームシアター気分を味わえました。さらに、電源コードなしでも動作するので、キャンプなどアウトドアで使うこともできます。
なお、BenQ「GV11」はBenQダイレクトショップやAmazon.co.jpで販売されており、Amazon.co.jpでの記事作成時点の価格は税込5万9800円です。
BenQ GV11 モバイルプロジェクター 天井投写対応/LED/軽量小型設計/バッテリー内蔵/Android TV 10搭載/キャリーバッグ付き : 家電&カメラ