「償っていくしかない」スシロー “ペロペロ高校生” の実母謝罪に反応さまざま「真摯な親なのに」「徹底した追及を」
ネットに拡散した “ペロペロ高校生” の動画
1月29日、SNSで拡散された回転寿司チェーン「スシロー」への悪質な迷惑行為の動画。
金髪の少年が、備えつけの醤油の差し口や未使用の湯呑みを舐めまわして戻したり、回転レーン上の寿司に、唾液をつけた指を何度も擦りつける様子は瞬く間に拡散され、ニュース番組でも取り上げる事態に。
2月4日、本誌は少年の母親への取材を報じたが、こちらも大きな反響を呼んだ。
岐阜県内にある少年の自宅――。インターホンに向かって取材の趣旨を告げると、玄関のドアが開いた。少年の母だ。母は記者が質問する前に、深々と頭を下げた。
「今回は、もう……。皆さんにご迷惑をお掛けし、本当に申し訳ございませんでした」
赤ちゃんを抱きながら取材に応じた母親は憔悴した様子で、少年がどうやってお詫びすればいいか混乱している状態であること、少年の父親と一緒に謝罪にいったことなどを語ってくれた。
ネット上では、
《こんなに真摯に対応する親が育ててくれているのに、なんであんなことをしてしまったんだろう》
《馬鹿な事をすると、親を泣かせる事になる。ご両親は気の毒だけど、仕方ないのか》
《親には同情するが、スシローには徹底した追及の態度を取ってもらいたい》
と、反応はさまざまだ。
「運営会社である『あきんどスシロー』は、2月1日、少年および保護者から謝罪を受けたことを報告した上で、『引き続き刑事、民事の両面から厳正に対処してまいります』と文面で発表しています。
親会社である『フード&ライフカンパニーズ』の株価は暴落。一時は時価総額で170億円が吹き飛んでいます。謝って済ますには、あまりに大きすぎる被害ですから、同社の毅然とした態度に賛同する声も多く集まっています」
本誌の取材に対し、「悪いのは私たちなので、償っていくことしかできない」と頭を下げ続けた母親。あまりに大きな騒動になってしまったいま、親と暮らす少年の気持ちはいかばかりか――。