【冷え性の裏ワザ】最新説「カイロを貼るなら肘」って…ホント⁉手先の温度や体感温度の変化を正直レポ
本当に厄介な冷え性。冬場は手や足先がキンキンに冷えてとにかく困っている、活動時間でも温かくならなくて集中できず困っているという人は多いのではないでしょうか。かくいうわたしも頑固な冷え性に長年悩まされ続けています。今回は、NHKの番組「あしたが変わるトリセツショー」で紹介されていた温活の裏ワザを紹介&検証。本当なら日頃から実践したい「冷え性のトリセツ」です。
効果てきめんな「カイロの貼り方」を試してみた!手先が冷たい時は…首に貼る!つま先が冷たい時は…
冷え性のトリセツがあるなら教えて欲しい
指先に息を吐きかけたり、靴下を履いたりしてもなかなか温かくならない冷え性。
わたしは行く先々で体温を測られる時、機器が反応しなかったり、低すぎてエラーになったりして恥ずかしいやら申し訳ないやらです。
せめて手先が少しでも温かくなれば…
そんな切なる願いを叶える裏ワザが、NHKの『あしたが変わるトリセツショー』にて紹介されていました。
頼む、わたしのあしたを変えてくれ!!
最新説!カイロを貼るなら肘⁉︎
番組で紹介されていた専門家イチオシのあったか効果技なんですが…
え?肘?
カイロを貼る場所の定番といえば、お腹や背中、腰ではないのでしょうか?
肘を温めるなんて初めて聞きましたけど?
かなり半信半疑で実験。
画像のように片方の肘(よりやや上)にカイロを貼り、体温の変化をみていきます。
まずは貼る前。
手首の表面温度はカイロを貼る左が31.5℃。
自動で体温も出るのですが、36.7℃でした。
カイロを貼らない右の表面温度は32.0℃。
体温2回目。体温は36.6℃と出ました。
では実際カイロを肘に貼って実験開始!
カイロを貼って、30分経過後の表面温度、体温を測ってみます。
まずは左、カイロを貼った方。
表面温度は32.3℃。
体温は36.5℃。
表面温度がやや上昇!
体温は若干下がってはいるのですが、体感としてはちょっと手先が温かい気がします。
困るほどの冷えは感じていません。
続いて右、カイロを貼っていない方。
表面温度は31.8℃。
体温は36.4℃。
体温が下がっていますが、表面温度も微妙に下がっています。
しかし左があったかいからなのか、体感としては右の方が冷えが辛い感じがします。
さらに30分待って、貼り始めてから1時間後の様子を見てみましょう。
カイロを貼った左の1時間後…。
表面温度は31.9℃。
体温は36.3℃。
やはり体温はやや下がっていますが、表面温度は実験を始める前に測ったものより上がっています。
体感はとしては結構あったかい。冷えは全く気になりません。
カイロを貼っていない右。
表面温度は31.0℃。
体温は36.2℃。
体温も表面温度も下がっています。
体感も「手が冷たいな」と感じるレベル。
数値としては微妙な変化なんですが、体感としてはカイロを貼った方がかなりあったかいです。
実はこれ、ネットで検索してみると、大阪大学などでも研究されているらしく、「手先の冷えには肘を温めるは有効」という結果が出ているみたいなんです。
深刻な症状(別の疾患)にも効果があるとされていて、もしかしたらこれから「手の冷えには肘を温める」がスタンダードになるかもしれません。
さらに余談ですが、大変興味深いことに、肘を温めることでドカ食いの防止になるとも言われているようです。
肘周りは呼吸器系のツボが集まっているらしく、温めることで自然と呼吸が深くなり、リラックスして副交感神経が優位になり、食べたい気持ちが抑えられるとか。
肘って結構すごい部位なんですね。
カイロを貼るなら肘のやや上、覚えておきましょう。
首を温める!マフラーは外出前に巻きましょう!
続いては首を温める実験。
なんでも首には冷感センサーが集まっていて、首に冷気が当たると全身が冷えているように感じてしまうのだとか…。
首を温めるならマフラーが効果的。
というわけでマフラーをまいて外出した場合の体温を測って調べてみました。
マフラーをつける前の体温。36.7℃。
普段よりはやや高め。調子がいいですね。
マフラーを巻きます。
そして1時間ほど外出。
帰ってきたらすぐに体温を測ってみました。
37.3℃。
え、体温高い!上がってる!
体感としてもすごくポカポカしています。
外出中も結構ポカポカ。ダウンを着て出たのですが、何も巻いていない普段よりずっと温かかったです。
家を出る前はマフラーを忘れずに巻く、という人は多いでしょうが、外出先でマフラーを外した場合、うっかり巻かずに外に出て、歩きながら巻いてしまうこともあるかと思います。
冷気が首に当たる前にマフラーを巻いた方が良いそうです。
外出先でも、外に出る前にマフラーを巻く。これはもはや合言葉ですね。
下半身の血行促進にはデンチュウのツボ押しが期待大!
最後は下半身の対策。
これには、お尻の筋肉「梨状筋」のコリをほぐすと良いそうです。
この筋肉の真ん中あたり(つまり尻たぶの真ん中あたり)にある臀中(デンチュウ)というツボを押す!
写真ではちょっとわかりにくいですが、ツボ押し用のボール(番組ではソフトボール)をお尻の真ん中あたりにあてて刺激します。
まずは仰向けに寝そべります。
反対のお尻が上になるように体を45度傾け、重みでツボを押します。
痛気持ちいい、というかちょい痛です。
これを左右30秒ずつ、1日に1~2回です。
さて、気になる体温変化ですが…
ツボ押し前の足の表面温度。
右が21.9℃、左が22.9℃です。
体感は冷えっ冷え。わたしの足先は、布団の中にいても温まらないレベル。むしろ布団が冷やされます。
ツボを押します。
押している時に気づいたのですが、足先にかけて微かにじんわりとした感覚がありました。
なんだか、血液が流れているような…
押した後の足の表面温度です。
右が24.4℃、左が24.6℃。
上がってる!!
体感的にも、確かに冷えはまだ感じていますが、実験前よりは少しマシになった気がします。
何よりツボ押し中のじんわり感はなかなか良かったです。
ちなみに、体温も測ってはみたのですが、どちらも測定不能でした。
ツボ押し後は測れるレベルになってたら面白いなと思ったのですが、一回ツボ押ししたくらいでは頑固な冷えはどうにもならないようです。
続けてみると、変わるかもしれません。
最新版冷え性のトリセツ!これであなたも冷え性を緩和してみて
・カイロは肘のやや上に貼る
・外に出る前にマフラーを巻く
・お尻のツボ「臀中」を刺激してコリをほぐす
この3点について実験してみました。
画像:Photo AC
どれもじんわり効いてくる感じがありましたので、効果がすぐに見られずとも、日々の生活に取り入れてじっくり様子を見るのが良いかもしれません。
寒い日もこのトリセツで乗り切っていきましょう!
効果てきめんな「カイロの貼り方」を試してみた!手先が冷たい時は…首に貼る!つま先が冷たい時は…
冷え性のトリセツがあるなら教えて欲しい
指先に息を吐きかけたり、靴下を履いたりしてもなかなか温かくならない冷え性。
わたしは行く先々で体温を測られる時、機器が反応しなかったり、低すぎてエラーになったりして恥ずかしいやら申し訳ないやらです。
せめて手先が少しでも温かくなれば…
そんな切なる願いを叶える裏ワザが、NHKの『あしたが変わるトリセツショー』にて紹介されていました。
頼む、わたしのあしたを変えてくれ!!
最新説!カイロを貼るなら肘⁉︎
番組で紹介されていた専門家イチオシのあったか効果技なんですが…
え?肘?
カイロを貼る場所の定番といえば、お腹や背中、腰ではないのでしょうか?
肘を温めるなんて初めて聞きましたけど?
かなり半信半疑で実験。
画像のように片方の肘(よりやや上)にカイロを貼り、体温の変化をみていきます。
まずは貼る前。
手首の表面温度はカイロを貼る左が31.5℃。
自動で体温も出るのですが、36.7℃でした。
カイロを貼らない右の表面温度は32.0℃。
体温2回目。体温は36.6℃と出ました。
では実際カイロを肘に貼って実験開始!
カイロを貼って、30分経過後の表面温度、体温を測ってみます。
まずは左、カイロを貼った方。
表面温度は32.3℃。
体温は36.5℃。
表面温度がやや上昇!
体温は若干下がってはいるのですが、体感としてはちょっと手先が温かい気がします。
困るほどの冷えは感じていません。
続いて右、カイロを貼っていない方。
表面温度は31.8℃。
体温は36.4℃。
体温が下がっていますが、表面温度も微妙に下がっています。
しかし左があったかいからなのか、体感としては右の方が冷えが辛い感じがします。
さらに30分待って、貼り始めてから1時間後の様子を見てみましょう。
カイロを貼った左の1時間後…。
表面温度は31.9℃。
体温は36.3℃。
やはり体温はやや下がっていますが、表面温度は実験を始める前に測ったものより上がっています。
体感はとしては結構あったかい。冷えは全く気になりません。
カイロを貼っていない右。
表面温度は31.0℃。
体温は36.2℃。
体温も表面温度も下がっています。
体感も「手が冷たいな」と感じるレベル。
数値としては微妙な変化なんですが、体感としてはカイロを貼った方がかなりあったかいです。
実はこれ、ネットで検索してみると、大阪大学などでも研究されているらしく、「手先の冷えには肘を温めるは有効」という結果が出ているみたいなんです。
深刻な症状(別の疾患)にも効果があるとされていて、もしかしたらこれから「手の冷えには肘を温める」がスタンダードになるかもしれません。
さらに余談ですが、大変興味深いことに、肘を温めることでドカ食いの防止になるとも言われているようです。
肘周りは呼吸器系のツボが集まっているらしく、温めることで自然と呼吸が深くなり、リラックスして副交感神経が優位になり、食べたい気持ちが抑えられるとか。
肘って結構すごい部位なんですね。
カイロを貼るなら肘のやや上、覚えておきましょう。
首を温める!マフラーは外出前に巻きましょう!
続いては首を温める実験。
なんでも首には冷感センサーが集まっていて、首に冷気が当たると全身が冷えているように感じてしまうのだとか…。
首を温めるならマフラーが効果的。
というわけでマフラーをまいて外出した場合の体温を測って調べてみました。
マフラーをつける前の体温。36.7℃。
普段よりはやや高め。調子がいいですね。
マフラーを巻きます。
そして1時間ほど外出。
帰ってきたらすぐに体温を測ってみました。
37.3℃。
え、体温高い!上がってる!
体感としてもすごくポカポカしています。
外出中も結構ポカポカ。ダウンを着て出たのですが、何も巻いていない普段よりずっと温かかったです。
家を出る前はマフラーを忘れずに巻く、という人は多いでしょうが、外出先でマフラーを外した場合、うっかり巻かずに外に出て、歩きながら巻いてしまうこともあるかと思います。
冷気が首に当たる前にマフラーを巻いた方が良いそうです。
外出先でも、外に出る前にマフラーを巻く。これはもはや合言葉ですね。
下半身の血行促進にはデンチュウのツボ押しが期待大!
最後は下半身の対策。
これには、お尻の筋肉「梨状筋」のコリをほぐすと良いそうです。
この筋肉の真ん中あたり(つまり尻たぶの真ん中あたり)にある臀中(デンチュウ)というツボを押す!
写真ではちょっとわかりにくいですが、ツボ押し用のボール(番組ではソフトボール)をお尻の真ん中あたりにあてて刺激します。
まずは仰向けに寝そべります。
反対のお尻が上になるように体を45度傾け、重みでツボを押します。
痛気持ちいい、というかちょい痛です。
これを左右30秒ずつ、1日に1~2回です。
さて、気になる体温変化ですが…
ツボ押し前の足の表面温度。
右が21.9℃、左が22.9℃です。
体感は冷えっ冷え。わたしの足先は、布団の中にいても温まらないレベル。むしろ布団が冷やされます。
ツボを押します。
押している時に気づいたのですが、足先にかけて微かにじんわりとした感覚がありました。
なんだか、血液が流れているような…
押した後の足の表面温度です。
右が24.4℃、左が24.6℃。
上がってる!!
体感的にも、確かに冷えはまだ感じていますが、実験前よりは少しマシになった気がします。
何よりツボ押し中のじんわり感はなかなか良かったです。
ちなみに、体温も測ってはみたのですが、どちらも測定不能でした。
ツボ押し後は測れるレベルになってたら面白いなと思ったのですが、一回ツボ押ししたくらいでは頑固な冷えはどうにもならないようです。
続けてみると、変わるかもしれません。
最新版冷え性のトリセツ!これであなたも冷え性を緩和してみて
・カイロは肘のやや上に貼る
・外に出る前にマフラーを巻く
・お尻のツボ「臀中」を刺激してコリをほぐす
この3点について実験してみました。
画像:Photo AC
どれもじんわり効いてくる感じがありましたので、効果がすぐに見られずとも、日々の生活に取り入れてじっくり様子を見るのが良いかもしれません。
寒い日もこのトリセツで乗り切っていきましょう!