内木志、谷川愛梨と舞台初共演 稽古場でNMB時代を懐かしむ「とても楽しい」
写真=内木志
内木志が、21日に東京・四谷3丁目ドリームシアターで幕が上がる朗読劇『グーとパーでチョキを出す 2022』に出演する。2020年の出演時にはアオイ役を務めたが、今回はメインキャストの一人、エゴシユウコ役。2年ぶりとなる同名朗読劇で成長した姿を見せる。
先輩・谷川愛梨と“初共演”
本作は、シェアハウスを舞台に繰り広げる青春ラブストーリー。同居女性2人から告白され戸惑う主人公が、3人での交際を選択したことで始まる不器用で歪な「3人組カップル」の姿を描く。主人公のタカヤマタイシを佐久間貴生と千葉瑞己がWキャストで務める。
内木が演じるユウコは、そのタイシに告白する女性の一人。
「2020年の時に演じたアオイは、タイシの元彼女でよりを戻そうとする役どころでしたが、ユウコは、カフェでバイトしている女の子でこれまで一度も彼氏ができたことがない上に好きになった人もいない人。そんな彼女が初めて好きになる男性がタイシなんです。おっとりとして天然っぽくて人たらしな一面もあります」
ただ自身との共通点はあまりないという。「私は釣り師っぽいところはないですし、思ったことは言っちゃうタイプなので(笑)」
そして、ユウコと共にタイシに告白するもう一人の女性、ナカタニサキは「ツンデレで元気系の女の子」だという。演じるのは同じNMB48に所属していた谷川愛梨。谷川は2期生で、ドラフト1期生の内木からすれば先輩にあたるが、お泊りすることもあるなどプライベートでも仲が良い。今年2月に大阪で行われた谷川のバレンタインイベントに内木がゲスト出演もしている。ただ、お芝居では初共演だ。
「すごく楽しみにしていました!稽古場では『おはよう!志!』って声をかけてくれて、NMB48時代を思い出すようで懐かしい感じがしています。2人で稽古しているのもとても楽しいですし、サキのツンデレっぽいところは、愛梨ちゃんっぽいなって思います!」
先輩との共演に胸を躍らせる内木。その一方でドキドキしていることがある。それはアドリブ。
「アドリブで彼女っぽいセリフを言う場面があります。それが結構恥ずかしくて…(笑)。何を言えばいいかまだ悩んでいて、共演の皆さんからも募集をしているところです(笑)。でも私だけじゃなくて、愛梨ちゃんにもそれがあるので楽しみにしてほしいです!」
初舞台も踏んだ2022年
そんな内木の2022年と言えば、今夏上演の『ため生き2022』で初めて舞台主演を務めるなど活躍目覚ましい一年だった。
「初めての主演舞台も含めてずっと舞台を頑張っていて、気を張っていた1年でもあり充実していた1年であっという間でした!」
その活躍の年を締めくくる舞台が本作の朗読劇ともいえる。
「朗読劇は、(演じる)相手の目や表情が見れないので感情が読み取りづらいんです。相手の声からそれを汲み取り、声だけで感情表現するのは難しいですが、その分とても勉強になっています」
千秋楽では更に成長した姿が見られそうだが、来年に向けては「舞台にたくさん出たいですし、映画やドラマなど映像作品にも出られるようになりたいです!」と貪欲だ。
内木志
四季折々のカレンダー
そんな希望に満ち溢れる彼女の“歩み”をめくるのが恒例のカレンダー。「内木志カレンダー2023」として23日に発売される。今年は栃木の日光・鬼怒川でロケした。カメラマンは昨年のカレンダーの撮影も担当した河野英喜氏。
「河野さんに、四季折々を感じさせる素晴らしい写真を撮って頂きました。撮影中は昔の話や趣味のカメラの話もしてくれたり、とても優しくてリラックスして臨めました。1月には東京と大阪でお渡し会のイベントもあるので楽しみにして欲しいです!」
内木志カレンダー2023「emotion」 (撮影・河野英喜)
目を輝かせる内木。改めて今回の朗読劇への意気込みを語ってもらった。
「大先輩・谷川愛梨さんとの初共演なので本番がとても楽しみです。ハートフルコメディで、クリスマスシーズンにもぴったりだと思いますので、ご家族や好きな方と一緒に観に来てくださったら嬉しいです。劇場でお待ちしています!」
本作は、21日から25日まで全8公演を予定している。