「関西演劇祭2022」が11月12日に開幕!

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クリエイター、俳優など新たな才能を関西から発信する「関西演劇祭2022」が2022年11月12日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA SSホールで開幕した。4回目となる今年は「つながる」をテーマにかかげ、全国から多数の劇団がエントリーした中から、有名無名を問わず厳選された10劇団が45分の作品を上演する。

【写真】実行委員長を務めるフリーアナウンサー・笠井信輔氏

開会式では、司会進行をザ・プラン9の浅越ゴエとNMB48・安部若菜が務め、都合により参加できなかった幻灯劇場を除く9劇団の代表者が登壇。

「劇団なんば千日前」の代表・吉田裕は「普段は吉本新喜劇で、服を脱がされて、茶色い棒で右乳をドリルされる芸をやらせてもらっていますが、今回はそのすべてを捨てて新喜劇5人のメンバーでまっすぐのお芝居で勝負したいと思います。ギャグは完全に“せんのかい!”です」と意気込みを語った。

開会式後の囲み取材では、第1回よりフェスティバル・ディレクターを務める板尾創路に、過去3回の開催を経ての手ごたえを尋ねると次のように話した。

「1年目が手探りでやってきて、それからコロナ禍になり、大丈夫かなと思いながらもなんとか2年間やりきって。見せ方も固まってきたので、4年目からはさらに演劇祭のことをいろんな人に知っていただいて、もっともっとつながって、もっと大きくなればと思います。長く続けられる演劇祭にしていかないといけない、と4年目からは思っております」

大の舞台好きで知られるフリーアナウンサーの笠井信輔は、今回実行委員長を務める。囲み取材では、“観劇マスター”として演劇の楽しみ方をアドバイス。「小さな劇団に初期のころから出会っておくと、その劇団が大きくなった後に『あの劇団、前から見てたんだよ』って青田買いができる。これはなかなか楽しいものです。将来、マウントを取れるので、まずは劇場に来て、楽しんでいただければと思います」

宝塚ファンでも知られる笠井は、元宝塚歌劇団月組トップスターの天海祐希に早くから注目していたという。「天海祐希さんは宝塚の駆け出しのころから知っていて、応援していました。天海さんは宝塚のスタイルにはまらない、自由奔放すぎる芝居していて、そこが魅力でもありました。昔から宝塚のスタイルにはまらないスケール感でやってましたね」

最後に「『関西演劇祭』には、ここに来れば、自分が知らなかった劇団と出会えるという、新しい友達ができるような、興奮と新鮮な喜びがあります」と締めくくった。

「関西演劇祭2022」の各劇団の公演は11月19日(土)まで行われる(最終日11月20日(日)は表彰式のみ)。

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