子供の送迎=9割「クルマ」ベストなのか? お悩み 重視するポイント 実態明らかに
新興EVメーカーが投げかけた結構深刻な問題。
「クルマ」しかあり得ない? 送迎の実態
子供の送迎手段は、実に9割近くが「自動車」、そんな実態が明らかになりました。
調査を実施し2022年9月2日(金)にその結果を発表したのは、小型EV(電気自動車)「ZINMA」を販売する新興EVメーカーのEV-LAND(東京都渋谷区)です。乗りものを使って子どもの送迎をしている親1023人を対象としています。
写真はイメージ(画像:chanintorn/123RF)。
まず、送迎の目的(複数回答可)で最も多かったのが、「保育園・幼稚園」で48.4%、「習い事」46.7%、「学校」32.6%と続きます。その普段の送迎手段の回答は、次の通りでした。
・自動車:87.7%
・自転車:21.4%
・公共交通機関(電車・バスなど):3.8%
・バイク:1.8%
・タクシー:1.0%
・その他:0.7%
送迎の頻度は「週5日以上」44.3%、送迎にかかる時間は「10分〜30分未満」55.7%が、それぞれ最も多くなりました。これら結果から、調査対象の多くが、毎日のように、小さな子供の送迎を30分未満かけて行っている人ということができそうです。
「送り迎えで大変だと思うこと」という設問で49.1%を占めたのが「悪天候時」、次いで「終わるまで待機すること」12.4%でした。確かにクルマならば、両方の課題を解決しやすいかもしれません。
「送り迎えで不安なこと」という設問では、「事故に巻き込まれる心配」が59.1%で最多。さらに公共交通機関について「ウイルス感染のリスク」を挙げる人が18.1%に上りました。
こうした点を反映するように、「送り迎えの手段で重要視するポイント」という設問では「安全性が高い」が54.7%を占め、「費用がかからない」「時間がかからない」はそれぞれ16.4%、16.2%という結果でした。
さらに、「いつまで送迎が必要か」の回答は、「高校生以上」が24.4%で最多、次いで「小学校5〜6年生」が23.5%でした。子供の送迎が、親のあいだでは長い期間必要と認識されていることが伺えます。
EV-LANDはこの結果をもって、より手軽な移動手段として3人乗りの小型EV「ZINMA」を紹介しています。今より小回りが効くクルマや、EVを求める声もあるということです。