8月22日、NHK連続テレビ小説ちむどんどん』の第96話が放送された。主人公・暢子(黒島結菜)が妊娠。レストラン「フォンターナ」のオーナー・房子(原田美枝子)に報告すると、店の開業を延期するよう言われる。

 一度はやめたレストランに戻って経理を担当し、その後、産休を取って元気な赤ちゃんを産むように、というのが房子の “命令” だった。暢子は沖縄の母に電話し、「オーナーが、妊娠したなら独立開店は許さないと言っている」と不満げに話す――そんな話が展開された。

 この暢子の態度に対し、SNSで批判の嵐が吹き荒れている。

《退職して自営業立ち上げる直前に妊娠発覚、旦那クビ、そんな中、退職撤回して産休取っていいよ事務職にしていいよ準備できたら辞めていいよって言ってくれる遠い親戚のオーナーって神様みたいじゃない?》

《頭お花畑の若夫婦に、母体の事もお店の事も考えて最高の提案をオーナーがしてくれてるのに、なんでほっぺプゥとしてオーナーを悪くいうんさ》

《オーナーはめっちゃ良い提案をしてくれてる。破格の待遇。それを反対してるって表現…》

「自分で店を経営するために、経理の経験は間違いなく役に立ち、おまけに産休も取っていいと。房子は、その間の給料も保証してくれるわけです。夫が新聞社をクビになり、収入がない夫婦に対し、これ以上の提案はないでしょう。何が不満なのか、と思うのは当然です。

 しかも『あまゆ』(「甘い世の中」の意味)の面々はいつものように、『全力で応援』と言いますが、誰も房子の意見がまっとうであることを言いません。相変わらずのイライラ展開ですね」(テレビウオッチャー)

 さらには「なめんな」という声も多く、バッシングはさらにヒートアップ。

《オーナーの命令…は素晴らしい提案! 暢子の何時までも子供じみた演技と周りの応援団の薄っぺらい言葉に朝からモヤッとした。出産育児をなめんなよ》

《今日のちむどんどんも酷い回だった 胃がムカムカ?(先週の暢子) こっちはほぼ毎回心がムカムカしてますよ? 出産なめんなー 自営業なめんなー》

 なかには、妊婦さんと思われる方のこんな声も。

《つわり真っ只中なんでわかります。はっきり言って、妊娠中に飲食開く準備するとか無理。程度は人によれど、オーナーはそういう心配をしてる。辞めたのに経理の仕事させて貰え産休も貰えるなんて本当に都合いいけど。オーナー以外甘く見過ぎなんだよ》

 最近は「嫌われドラマ」とまで言われる『ちむどんどん』。それを逆手に取った「炎上のための燃料投下」なのか?