バスラットレオン(左、提供:At The Races)、キングエルメス(右、撮影:下野雄規)

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 19日、イギリスおよびフランスに海外遠征を行なっていたキングエルメスとバスラットレオンが日本へ帰国。7時4分に成田国際空港へ到着した。同日、JRAがホームページ上で発表した。

 バスラットレオンは父キズナ、母バスラットアマル、母の父New Approachという血統。昨年のNZT(GII)に出走し、5馬身差をつける圧勝で重賞初制覇を飾った。今年3月にはドバイ遠征を敢行。ゴドルフィンマイル(首G2)に出走し、日本調教馬として2006年のユートピア以来16年ぶりとなる同競走制覇を果たした。7月のサセックスS(英G1)では世界ランク1位のバーイードなど強豪馬が揃う中、4着に好走。前走のジャックルマロワ賞では積極的な競馬を展開し7着となった。

 キングエルメスは父ロードカナロア、母ステラリード、母の父スペシャルウィークという血統。母は2009年の函館2歳S(GIII)覇者。昨年6月にデビューし、キャリア3戦目となった京王杯2歳S(GII)で重賞初制覇を果たした。その後、故障のため休養を挟み今年4月のアーリントンC(GIII)で復帰を果たし、NHKマイルC(GI)にも出走した。7月のジュライカップ(英G1)、前走のモーリスドゲスト賞(仏G1)に出走し、いずれも11着となった。

 なお両馬は輸入検疫のため、同日9時10分に千葉県白井市に所在するJRA競馬学校の国際厩舎に入厩した。