NO!高速道「ジグザグ走行」 あっちへこっちへ 車線変更 危ないし渋滞の原因に
混雑する高速道路を少しでも早く走ろうと車線移動を繰り返し、ジグザグに走行するクルマ。危険なうえに、むしろ渋滞の原因になるとNEXCOも注意を呼びかけています。実際のところ、車線移動で所要時間は変わるのでしょうか。
迷惑! 高速道のジグザグ走行
「混雑時、ジグザグと急な車線変更している車を見かけたことはありませんか?」
渋滞の多いお盆期間を前に、NEXCO中日本八王子支社がTwitterにて、いくつかのドライブの注意点とともに、こうした投稿を行いました。
渋滞する高速道路のイメージ。車列の隙間をぬって車線変更を繰り返すクルマもある(画像:写真AC)。
確かに混雑時は高速でそのような運転をし、渋滞時には、隣の車線は流れているとばかりに、流れが若干よくなった車線のほうへ車線移動を繰り返すクルマが見られます。NEXCO中日本八王子支社はこう続けます。
「ジグザク運転は、所要時間が殆ど変わらないばかりか、全体の流れが悪くなり、渋滞を悪化させてしまいます。また、渋滞内での事故の危険もあり、事故が起きるとさらに酷い渋滞につながります」
これについては、別のNEXCOの関係者も、自然渋滞の場合で、ICの合流などが関係しない場所であれば、どの車線を走行しても通過時間に大きな違いはないと話していました。
では、どの車線がよいかといえば、基本的には「走行車線」。NEXCO各社は「キープレフト」という言葉でこれを推奨しています。
特にICなどからの合流部では、合流車を避けようとして車線変更するクルマが増えます。後続の“早く走りたいクルマ”は、追越車線側へ集中。これで結果的に追越車線側からクルマの流れを悪化させ、渋滞を引き起こす要因になるとされています。
「高速道路でジグザグ走行して少しでも前に行こうとしてる人…そんなに到着時間変わらないよって思いながら見てるんだけど…」
こうツイッターで投稿したのは、タレントの田村 淳さん(2022年7月4日)。そのクルマは結局渋滞で進まなくなり、自身が隣に停まってしまい、チラッと見たら「ハンドルの上で指達が踊りまくってた」のだそうです。
田村さんは「のんびり行こう!イラついても早く着かないから」と続けています。