名駅〜栄で「連節バス」試験運行へ 未来交通「SRT」導入に向け9月に社会実験
真っ赤な連節バスが名古屋のメインストリートを走り抜けます。
9月初旬の土日に実施
名古屋中心街を連節バスが走る(画像:名古屋市)。
名古屋市は2022年8月10日(水)、市が進めている「SRT」導入構想のための社会実験として、名古屋駅と栄の間に連節バスを試験運行すると発表しました。運行日は9月3日・4日の土日です。
SRT(Smart Roadway Transit:路面公共交通システム)は、フラット低床型連節バスにより、バリアフリー性と高い輸送力の実現が期待されています。LRTと違いレールや鉄道設備が不要なため、導入が比較的スムーズとなり、自動運転対応にも対応可能としています。名古屋市はこのSRTの導入構想を2017年の「新たな路面公共交通システムの導入に係る基本的な考え方」で策定しています。
今回の試験運行は名駅のミッドランドスクエア西側を発車し、広小路通を西進して栄へ向かいます。復路は名古屋栄三越の北側を発車し、名駅三丁目南交差点付近へ到着します。両日とも13時から18時まで、4往復運行予定。所要時間は約20分です。
乗車は無料。事前予約制で、専用ページから予約し、乗車チケット画面を見せて乗車します。予約は8月12日正午から開始されます。
試験に使われる車両はメルセデスベンツ製の赤い連節バス。この社会実験結果などもふまえ、将来のSRT車両のデザインにつなげていく考えです。